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貿易黒字額 1年半ぶりに減少
06月21日 19時05分
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名古屋税関管内の5月の貿易収支は熊本地震の影響で一部の工場で生産停止が続いた自動車を中心に輸出が落ち込んだため黒字額が1年半ぶりに減少に転じました。
名古屋税関によりますと、愛知・岐阜・三重に静岡と長野をあわせた管内の5月の輸出額は1兆1947億円で、前年同月を7.4%下回りました。
これは熊本地震の影響で部品が不足し、トヨタ自動車の一部の工場で5月に入っても生産停止が続いたため自動車の輸出額が大きく落ち込んだことなどによるものです。
また、輸入額は国際的な資源価格の低迷で原油やLNG・液化天然ガスが減少し、9.5%少ない6875億円となりました。
この結果、輸出額から輸入額を差し引いた5月の貿易収支は5072億円で、黒字だったもののその額は前年同月より4.3%少なくなり、おととし11月以来1年半ぶりに減少に転じました。
名古屋税関は「自動車の輸出は管内の貿易収支に与える影響が大きい。特に主要な市場である北米に向けた輸出はこのところ減少が続いており、動向を注視する必要がある」と話しています。
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