これは友人から聞いた話なのだが...
ランチパスポート
まずはランチパスポートについて簡単に説明する。書店などで1500円で販売されており、書籍内ではランチを提供している店舗が掲載されていて、書籍に付するパスポートでワンコイン(500円)でランチを食べることができるというもの。通常ならば1500円で提供しているランチを500円で食べることができる店もあり、聞けばお得なイメージしかない。 これは一例だが。
お店のメリットは書籍で宣伝してもらえるほか、安くランチを提供するかわりに自分の店を新たな客に知ってもらうことができ、美味しければ口コミで評判が広がり、それが繁盛に繋がるというところ。この目的を考えれば、お客さんがランチパスポートを携えて訪れた際の対応はどうすれば良いのか、少し考えれば理解できると思うのだが...
実際にランチパスポートで色々な店に食べに行った友人の話が、まぁ酷い。
詐欺
「整理券がなくなった」というあからさまな嘘
開店時にお店に食べに行って、他の客もまばらだったにも関わらず、ランチパスポートを提示したところ「整理券がなくなったため、本日は提供できません」と言われた。いやいや、誰に何の整理券を配ったんだ、あからさまな嘘は止めてくれよ、と。安くランチを提供するかわりに、お店の宣伝効果を上げるというコンセプトを完全に無視した酷い対応である。
未告知の「○曜日はやってません」
ランチパスポートの宣伝では、そんなこと一言も書いてなかったのに...特定の曜日はワンコインサービスはやっておりません、と言われたそうで。いやいや、そういう大事なことは、きちんと記載しておこうよ。週末だけなら週末だけってさ。
お店まで客を呼び寄せて、サービスやってないって伝えれば、諦めて正規の値段で食べてもらえるとでも考えているのだろうか。
ランチがお子様
普段のランチよりもパスポートを使用したランチの方が、明らかにグレードが低い。それどころか量も少ない。ランチを食べに行って、お腹を空かせて帰るとか何の冗談だと。正規の値段よりも安く、まともなランチを提供してくれることにメリットを感じて客が来ているのに、このような劣化ランチを出されたほうの身にもなってほしい。
本末転倒
ランチパスポートを使われて損をするから、このような対応をしようという考えがあるのなら、何ともお粗末な本末転倒である。先述したが、ランチパスポートの店側のメリットは「広告費の低減」「新規顧客の開拓」「口コミによる宣伝効果」ではないのか。それなのに目先の損得だけを考えて客を乞食のように扱うというのは、大変に頂けない。
もちろん、まともな対応をしている店もあるそうで、全てのランチパスポート対応店がこうであるわけではない。きちんと客を満足させることができれば、次に必ず繋がるだろうし、「損して得取れ」の精神がある店は、長続きする。だが、今回のような対応をする店というのは、先が見えそうもない。トータルで自分の店にメリットがあるかどうかを、考えることができないのだから。
みんなも、ランチパスポートで外食する際は、「あの店はまともな対応だったよ」という情報をある程度仕入れてから行ったほうが良いよ。わざわざ足を運んで、休日のランチでこんな詐欺まがいの行為を受けてしまうと、本当に虚しくなってしまうだろうからね。
ってか、ランチパスポート詐欺するくらいなら、初めから店舗情報を書籍に載せるんじゃねえよ。宣伝費だけ浮かそうなんて、姑息すぎんだろ...