中国海南省政府は、観光振興策の一環として、2020年までに南沙(スプラトリー)諸島に定期客船航路を開設する計画を公表した。フィリピンなどと領有権を争う同諸島との間に定期航路を開くことで、中国の実効支配を一層固める狙いがありそうだ。
同省からは、13年に西沙(パラセル)諸島との定期客船航路が開設され、中国メディアによると、これまでに約1万人が利用しているという。同省の計画書では、南沙への客船航路の開設のほか、「国際標準の大型旅客船の導入」や「観光インフラ整備の加速」の重要性なども指摘している。(北京=西村大輔)
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朝日新聞国際報道部
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