北垣博美
2016年6月24日03時00分
昨夏に亡くなった哲学者・鶴見俊輔さんをしのぶコンサートが25日、上京区のライブハウス「拾得(じっとく)」である。京都を拠点に平和や反戦など社会へのメッセージソングを歌い続ける歌手・豊田勇造さん(66)が、「恩師」に自作の追悼歌を捧げる。
豊田さんは、1960年代後半の関西フォーク草創期からギターを手に、ステージに立つ。同志社大への入学前後から、「ベトナムに平和を!市民連合(ベ平連)」に参加。運動の指導者だった鶴見さんとも親交を重ねた。鶴見さんたちが設立呼びかけ人となった平和憲法擁護を訴える「九条の会」にも共感し、歌を作ったこともある。
昨年7月に鶴見さんが亡くなった時、強いショックを受けた。今春になってようやく、思い出をたぐって自然な気持ちで追悼歌「道しるべ」を作ることができるようになったという。
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