【中央時評】改憲に対する本質的な質問4つ=韓国(1)

【中央時評】改憲に対する本質的な質問4つ=韓国(1)

2016年06月22日15時11分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  改憲は「離婚+再婚」のようだ。通ったことがない道を行くことだ。そのような選択をする時に重要なのは新しい道がはるかに良いという確信だ。こうした確信なしに改憲すれば国の未来が非常に危険になる。国家は実験室のマウスではない。

  1987年に直選制の改憲をする時、大多数の韓国人はそれがはるかに良い道だと確信した。「未来確信指数」は80%を超えた。ところが今はどうか。もちろん5年単任制には問題が多い。しかし改憲さえすればすべてのことが解決するのか。今いくつかの代案が挙がっている。ところがそのような改憲案は未来確信指数がどれくらいなのか。80を超えるものがあるのか。それとも50なのか、60なのか。その程度で改憲が可能だろうか。

  4年重任制は良い点が多い。まず大統領選挙と総選挙を4年ごとに一緒に行えば浪費と混乱を減らすことができる。そして任期が最長8年に増えれば国政がより安定する可能性がある。大統領のレームダックが後ろに向かう。4年重任は政権を刺激したりもする。再選されるには熱心に成績を上げなければいけない。

  しかし良い点ほど問題点も多い。大統領は初期から4年後の再選を狙うだろう。もともと改革や国策事業は少なからず有権者の抵抗を受ける。いま空港の建設をめぐって生じている混乱を見ればよい。再選を心配する大統領がこうした風土で批判が多い選択をできるだろうか。ドイツのシュレーダー首相は政権を手放す覚悟で改革を強行した。そのような指導者が韓国にいるだろうか。

  内閣制はなおさらだ。これは社会が安定してこそ成功する。安保に与野党がなく、連立政権が自然なものとなり、よほどのことでなければ政権が揺れない、そのような安定した社会でなければいけない。内閣制の英国では保守党と労働党が交代で執権している。それでも安保や社会改革の根幹は変わらない。

  韓国は違う。ある事態が発生すれば、いくつかの勢力の野心が絡んで社会が揺れる。BSE(牛海綿状脳症)がそうで、セウォル号がそうだった。国民が選んだ政権だが、反対勢力は根本から政権を揺さぶる。もし内閣制なら、どうなっていただろうか。すぐに「国会を解散して内閣を選び直そう」ということになるだろう。

  内閣制では過半数の政党がなければ2、3の政党が連立する。この連立の接着力が強まってこそ国が安定する。ところが韓国では接着より分裂の可能性が高い。騒々しかったDJP(金大中+金鍾泌)連合も3年続かなかった。

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