息子が生まれてから5年ほど、写真を撮りまくってきました。
枚数はボツの写真を除いてもひと月で1000枚くらいになります。
この頃はさらにカワセミの写真が加わり、一回の撮影で100枚から多いときは300枚以上。さすがに収拾がつかなくなってきました。
Lightroomを開き膨大な未処理のRAWデータと向き合うと、楽しいのか苦行なのか分からなくなることも増えてきました。
その反動なのかなんなのか、急にフィルムの写真を撮ってみたい。銀塩カメラを持ってみたい、との気持ちが芽生えて一ヶ月ほど経ちました。
それからはちょくちょく中古カメラ店に足を運びガラス越しにニヤニヤカメラを見てきました。
先日、いつもと同様に中古カメラ店に行くと。ほぼ購入候補として固まっていた『NIKON New FM2』のシルバーモデルがありました。傷もほとんど無い綺麗なもので25,000円ほど。
これはいいと思って手に取ると、その横にはフラッグシップ機である『NIKON F2』のシルバーモデル、傷がちょこちょこのが28,000円ほどで置いてありました。価格差3,000円ほど。
「う〜ん う〜ん う〜ん」唸りながら悩むこと1時間。
買ってきました
持ってずっしり。みっちり機械が詰まった感が気持ちいい。
重量は約720グラム。New FM2の540グラムよりだいぶ重い。
ってゆーかメインで使ってるフルサイズ機 EOS 6Dの680グラムより重いじゃん・・・・・・。
このメカニカルな感じ。カチカチしたい。
キラキラきれい。くるくるしたい。
レンズすごく悩みました。他のお店で見た「Ai NIKKOR 35mm F2」(25,000円ほど)に心は決まっていたのですが、こちらのお店では在庫がなく。
この「AI Nikkor 50mm f/1.4S」は15,000円ほど。撮影のイメージは明るい屋外の開けた景色の良い場所でと考えていたので、35mmもいらないなって気持ちになりました。値段が魅力的すぎて。
この絞りリングの数字の書体と色の使い方が好みのど真ん中すぎて惚れ惚れ。カチカチしながら晩酌するのが幸せ。
別途アマゾンで購入したレンズフード『HS-9』は現行の商品。新品が手に入ります。
まあレンズもそうだから当然なのかもしれませんが、このしっかりした金属製のレンズフードを今も売っているニコン素敵。
やはり新品のストラップをつけて準備完了。
でも撮影者はまだまだ準備不足。露出計がついてる『FM2』と違いこちらは露出計なしの難しいシロモノ。全自動のデジカメで撮る写真とは全く違う写真の世界。
息子の大切な一枚が上手に撮れるようになるために、勉強開始です。楽しみワクワク。
あとですね。ウェブ上でF2のシリアルナンバーとその製造年が書いてあるものを幾つか見まして。
どうやらそれらの情報が正しければ、自分が生まれた年に製造された『バースイヤーカメラ』のようです。まあいいや正しくなくてもいいや、ここは信じちゃおうと思います。
40歳。まだまだ元気な機械式。
残りの人生末長くご一緒したいものです。
そのあとは息子にあげたいな。