The Nobodies

※考察がメインのため、訳は公式訳とほぼ変わりません。↓原文は歌詞カードそのままで、歌詞カードは何かよくわからんけど"・"で区切ってあったのでそのまま載せてます。

Today I am dirty・and I want to be pretty・Tomorrow. I know that I'm just dirt・・
We are the nobodies・we wanna be somebodies・when we're dead.・they'll know just who we are・・
Yesterday I was dirty・wanted to be pretty・I know now that I'm forever dirt・・
We are the nobodies・we wanna be somebodies・when we're dead.・they'll know just who we are・・
Some children died the other day・we fed machines and then we prayed・puked up and down in morbid faith・you should have seen the rating that day...・・・


[訳]
今の俺は汚らわしく 綺麗になりたがっている わかっている 明日には俺はただの無価値な存在
俺達には名がなく、大物になりたがっている 俺達が死んだら 彼らは俺達の名前を知るだろう
昨日の俺は汚らわしく 綺麗になりたがっていた 今ならわかる 俺は永久に無価値な存在だと
俺達には名がなく、大物になりたがっている 俺達が死んだら 彼らは俺達の名前を知るだろう
先日何人かの子供が死んだ 俺達は政党幹部に餌をやって祈り 嘔吐して病的な信仰にのめり込んだ お前はその日の支持率を考えておくべきだった


[考察]
普通に考えたらコロンバイン高校銃乱射事件の曲だと思うんですが、この歌詞には他にも色々な意味があるような気がします。念のため事件の詳細を記載しますと、
1999年4月20日にエリックとディランという二人組みの生徒(いじめられてたらしい)が高校に銃を持って入り、生徒や教師を何人か射殺した後、自殺した。
この二人の生徒がマリリンマンソンのファンだったという話から(実際には違ったらしい)、メディアや評論家はマリリンマンソンが殺人衝動をかきたてたと主張した。
しかしこの事件の直前、クリントン(?)だったかの大統領はコソボに大規模な爆撃をし、また犯人の二人組みはボーリングをやってた(ボーリングのピンは射撃練習によく使われるらしい)
それなのにメディアや評論家はかたくなに事件の原因をマリリンマンソンに絞った。
ほぼwikipediaの丸写しですがこんなところです。もっと詳しく知りたい方はボウリング・フォー・コロンバインという映画を観るとわかりやすいと思います。マリリンマンソン自身がインタビューで出ますし。
多分マリリンマンソンも多くの人も原因はいじめられた復讐とか二人組みが"透明な存在"になりたくないとかだと思ってると思うんですが。この歌詞は顕著にそれを表しているように感じられます。

そしてこの歌詞で特に重要なのは多分↓この部分
Some children died the other day・we fed machines and then we prayed・puked up and down in morbid faith・you should have seen the rating that day
じゃないかと管理人は思います。曲でも一番盛り上がるところですし(とりあえず管理人は一番ここで興奮しました)
ここで注目すべきところは"fed(feedの過去・過去分詞形)"と"machines"と"rating"です。
この部分の解釈は2パターンに分かれる気がします。

・パターン1
実は"machine"には"機械"の他に"政党の幹部"などの意味があるそうです。
そして"rating"には"視聴率"(公式訳)の他に"支持率"などの意味があるそうです。
そう考えるとひょっとしたらこの歌詞は、
"大統領が他の国を爆撃してることから目を背けマリリンマンソンのせいにするのはメディアの望む恐怖心と違うから"(ボウリング・フォー・コロンバインでのマリリンマンソンのインタビューの発言)
ということを皮肉的に言ってるんじゃないかとも考えられる気がします。
そして"feed"は"餌を与える"という意味で、"puke up"は簡単に言うと"ゲロを吐く"という意味で、"down"には"飲み干す"という意味があるそうです(多分かけてるんじゃないかなーと管理人は思ってます)
これはひょっとして"政治家に餌をやってマリリンマンソンにゲロを吐いて今度はキリスト教的信仰をまた飲み干した"なんて意味になるんじゃないか?と管理人は思ってます。
因みにPVでは修道女みたいな人の前でマリリンマンソンがコインをぶん投げ、修道女みたいな人が落ちたコインをかき集める(?)シーンがあります。
但し、この場合"Some children"はコロンバインで死んだ学生でなくコソボの爆撃で死んだ子になる気がするので正直に言うと自信はないです。大人しか死んでなかったら確実に違いますよね…
ただこのアルバムの他の曲"The Fight Song"で"ひとりの人間の死は悲劇だが 100万人の死となると統計上の数字にすぎない"という部分があるのであながち完全に的外れでもないんじゃないかなーとは思ってます。
因みにこの"ひとりの人間の死は悲劇だが 100万人の死となると統計上の数字にすぎない"はアイヒマンだかスターリンだかの言葉だそうです。

・パターン2
実は"feed"には"餌をやる"とか"給油する"という意味のほかに、"機械にデータを送る(入力する)"という意味があるそうです。
これと"rating"(視聴率)から考えると"machines"は"テレビ"の事で(PVでもテレビが出てる)、メディアについて表していると考えられる気がします。
因みにこの"The Nobodies"が入ったアルバムの他の曲にはダイレクトに"TV"という単語が出てきます。
…ていうか全体的に考えてぶっちゃけこっちの方が自然な気もします。

ひょっとしたらパターン1とパターン2の両方がこの歌詞には含まれているのかもしれませんし、両方とも関係ないかもしれません。
全体を通してとりあえず言えることは、この短い歌詞の中にかなりのメッセージが含まれていると思われるということと、一つの単語で色んな意味になる英語ってカオスすぎだろということです。


[簡潔で適当なメモ的まとめ]
"machine"には"機械"の他に"政党の幹部"などの意味がある
"rating"には"視聴率"の他に"支持率"などの意味がある
"feed"には"餌をやる"の他に、"機械にデータを送る"などの意味がある
"feed"は"餌を与える"という意味で、"puke up"は"ゲロを吐く"という意味で、"down"には"飲み干す"という意味があるので何かひっかけてるくさい

[その他]
"dirt"には"ゴミ"の他に"無価値なもの"とか"スキャンダル"なんて意味もあるそうです。"The Nobodies"というタイトルとかから考えたらこうかと思いましたがぶっちゃけ日本語でも"ゴミ"って"無価値なもの"って意味普通に考えたら入ってますね。すいません。
"machine"には他にも"機械的に働く人"という意味もあるそうです。
"see"には"見る"の他にも"考える"、"見込む"など様々な意味があるそうです。

[疑問点]
管理人が持っていた辞書によると"television"のことを"machine"とは言わないそうです。まあ多分比喩だし時代とかで違うんですよきっと。
なぜ時制が変わっているのかがよくわからない(最初は"Today I am dirty"で途中は"Yesterday I was dirty")


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