真・恋姫†無双 劉虞伝 ~駄目人間の三国志~ 作:敦賀
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第一話 日和見主義 幽州広陽郡にある州都「薊」。異民族との交易地である上谷郡と、塩鉄の生産地たる漁陽郡に挟まれた商業都市であり、幽州で随一の繁栄を誇る地。治所たる薊城にて二枚の書状を見つめ、考えを働かせている男が居た。名を劉虞という。
劉虞は凡庸な男であった。軍師のように広い視野を持ち合わせ、十倍の兵力差を策略で覆す事などできなければ、武将のように数百、数千の兵を打ち倒すような英雄には、逆立ちをしたってなれはしない。普通にやっていたら、刺史止まりだっただろう。
しかし、劉虞の転換期が訪れる。党錮の禁が起こったのだ。
四千人以上の高官達が官位を失った。贔屓目に見ても秀才止まりの男だったが、実力、家柄共に優れていた高官と入れ替わる形で出世をしていく。勢力も主張も無いく、私心も無い人材というものは便利で、戸曹の小役人から県令、刺史、尚書、太守、尚書令などを経て宗正(九卿)にまで昇り、ついにはその実績と人柄を見込まれて、九卿(大臣)より上の州牧を任せられるまでになっていた。
目の前には二つ書状。
董卓からは反董卓連合を撃破しろという命令。そして大司馬の印が上に乗せられている。
袁紹からはこっちに付けという旨が書かれていた。
劉虞は人生の岐路に立たされているといっていい。幽州はかつて光武帝が、再始帝から離れ、独立する為の基盤となった地域だ。大司馬の呉漢が率いた幽州の鳥丸突騎は光武帝の覇道にとって必要不可欠な精鋭だった。董卓を、皇帝を否定して、群雄割拠の時代を光武帝と同じ精鋭を率いて天下を統一する。劉氏に生まれたからには心躍るだろう。
董卓側はそれを見越しているのか、かつての呉漢の地位である大司馬の印を与えている。光武帝から忠候という名を貰った大司馬の呉漢の役割を与えるというのは臣下として最大の賛辞である。皇帝に忠を尽くすなら董卓だ。だが……
(ふざけるなよ。人がせっかく中央の面倒くさい騒動から逃れてきたっていうのに、新たな火種作って俺を巻き込みやがって。どっちも争った挙句両方死なないかな。というか死ね。)
多くの者に聖人と評価されている奴の考えではない。屑とか下種その類の発想だった。そもそも、この戦乱の時代を生き残る戦略を考えてすらいなかった。群雄として、周りについていけすらしていなかった。
ただの地方の役人の董卓が漢王朝の為に奔走している時に、光武帝の末裔のこいつはさっさと引き籠って傍観している始末だ。言葉に出せば、「俺を巻き込むな……じゃないだろ!お前が進んで関われよ!」と殴られてもおかしくない思考をしていた。
まあ、そうやって、関わった者の多くが屍を晒しているので、判断は間違いではないだろうが、皇族としては失格だろう。
「さて、腹積もりが決まったようですな」
劉虞が二つの手紙の内、片方を捨てる姿を見て、そう声をかける美女が居た。名を趙雲という。運悪く、公孫賛の所に劉備が来る前に、劉虞の噂を聞き、移籍してしまった為、劉備に出会う事が出来ず、外面だけはいい劉虞に騙されている被害者一号だ。
「ああ、星さんには二千騎の精鋭を集い、洛陽へ行ってもらうつもりです」
「……それは構いませんが。洛陽?連合への攻撃をかけるのではないのですか?」
「星さん、私は董卓の臣下でも、袁紹の臣下でもない。私は天子の臣下だ。今、洛陽で何が起こっているのか?それを君の曇りなき眼で見て、そして私に知らせて欲しい。天子が本当に害されているのであれば、僕は連合に付く。噂が偽物であれば、連合を叩く」
いくら考えても無駄だと気が付くのに一刻もかかってしまったよ。と笑う劉虞。本当は董卓と袁紹の悪口を永遠と心の中で繰り返して、結局、
(こうしてぐだぐだしている内に決着付かないかな)
と、日和見しているだけなのだが、趙雲は、自分に与えられた大任に胸を躍らせている。戦略云々を丸投げしているに等しいのに。
「……責任重大ですな」
「星さん、貴方にしか頼めない事ゆえ、受けてほしいと思う。だが、危険な任務だ。断ってもらっても構わない」
怖かったら逃げてもいいんだぜ。と暗に示す劉虞。趙雲の性格からそう言えば、断らないだろう事を把握していっているのだから性質が悪い。その言葉に当然、趙雲はむっと機嫌を損ねた。
「ほう、この私が危険だからと逃げるとお思いか?それは私に対する侮辱ですな」
「……すまない。卑怯な言い方をしてしまった。君が一騎当千の強者である事であることは疑いない。だが、そんな強者たちの集まるのが今回の戦いだ。万が一も起こり得る。私は星を失いたくない。公人として感情を押し殺し、死地に向かわせなければならないが、星が断るのであれば、それをしなくていい。そう思ってしまった」
その言葉にさっきまで、機嫌の悪さを訴えていた趙雲は一転して赤面する。劉虞の小物センサーは敏感だ。不機嫌を感じ取ると、自動的にフォローを入れるようにできている。
「ほう。では、私人としては?」
趙雲は、すり寄るように劉虞に近づき、腕を絡ませる。胸をおしつけ、妖艶な笑みを浮かべる。
「得難い友だと思っていますよ」
真顔なまま答える劉虞に不満を覚えるも、まあ、この人だからな。と納得する。
(きゃー、ばっちい。)
などと考えているとは思いもよらない。
劉虞は十年ほど前に分不相応なほどの美人を娶った。結果、財産を使い尽くされ、愛人を作られ、最後にはカッコウされた。
それから美少女や美女の類が大嫌いになった。もう美人を見れば、あいつは遊んでいる。性格悪い。見下している。売女などと思い、距離を取る始末である。趙雲が隣にいるのを許容しているのも、数少ない、有能な部下だから。居なくなると自分が兵士を率いなければならない。という理由なのだから俗物極まっている。
それを、顔だけで判断しない誠実な人、公と私を混同しない公平な人、他の男は自分を見ると下種な考えを巡らせるが、劉虞殿にはそれがない。などという趙雲の高評価になっているのだから、現実とはわからないものであった。ただ美少女や美女の類が嫌いなだけなのに。
「して、此度の戦、誰に任せるおつもりですかな」
「もちろん白蓮しか居ないよ。我が州に万軍を率いる才は彼女しか居ない。罰は十分受けた。彼女の名誉を回復してあげなければ」
公孫賛は、公金の私的流用と、物資の横領、領民を奴隷として売り渡した罪で捕まっていた。劉備に兵士とかお金とか装備とかを分け与えたアレである。
劉虞が腐敗した官僚を適当に処刑して人気稼ぎしようとした結果の被害者が公孫賛だった。黄巾の乱が終結した後の大赦によって、罪は許された公孫賛だったが、官位は剥奪されてしまった。
絶望の余り自殺をも試みた公孫賛を救ったのは劉虞だった。劉虞は、公孫賛の統治や軍事的功績を鑑みて、微罪で全てを失うのは惜しい人物と言い、名誉の回復を試みた。公孫賛はそれに感激し、太守からただの属吏に落ちたにも関わらず、劉虞に忠を誓った。
傍からみればマッチポンプ以外の何物でもないが、人が良い公孫賛である。罪を犯してなお、自分を信頼して仕事を任せてくれる劉虞に親愛の念を持ってしまった。劉虞の被害者二号である。
「ふふ、白蓮殿もここまで買っていただけるのであれば喜ぶでしょうな」
「彼女の今までの功を考えれば当然のことです。私は軍事に疎いから、彼女の意見はとても参考になる。もし、私が幽州を離れる事があれば、彼女に幽州刺史として任せたいと思っています。……もし、戦乱の時代が来れば、彼女に軍の総帥としての任を与える予定です。もちろんそれは起こらない方がいいですが」
「ほう、私では不足ですかな?」
「星さんが望むのであれば。ただ、書類仕事も今の十倍はお任せする事になりますよ」
その言葉に趙雲は満足したのか首を振る。
「やれやれ、私がそういう事に疎い事を知っていて言うのですから、性質が悪い。戦乱ともなれば、攻略した地を統治しなければならない。私は出来なくはありませんが不得手だ。そこは白蓮殿に押し付けさせていただこう。」
話すべき事が終わったとばかりに趙雲は執務室を去る。劉虞はそこに声をかける。
「では、ご武運を」
「そちらもな」
幽州牧の劉虞が動いた。その報は反董卓連合にすぐさまもたらされ、より一層、反董卓連合の諸侯は動きが鈍くなった。趙雲率いる白馬二千騎は洛陽を目指し疾走する。
「ふふ、初めて呼び捨てで呼ばれたな」
劉虞に自分を信頼していないのか問うた時、劉虞は咄嗟に星と呼び捨てにした。趙雲はその事を喜びながらも、大任を任せてくれた劉虞の信頼に答える為に、よりいっそう意気込んでいた。
劉虞は……
(いけーーーー!!!!伯安君!いけ、追い抜け!)
趙雲という目が無くなり、公孫賛が来るまで暇な劉虞は視察という名目で、競馬場で自分の名を付けた馬を応援していた。ギャンブルをして現実逃避をする。小者すぎて趙雲がみたら、速攻で見限っていただろう。
ちなみに負けた腹癒せに、競馬場の馬を「戦時故、馬を遊ばせておくわけにはいかん(キリッ)」と言って徴集していった。
もうだめだ。こいつ。董卓の足の爪の垢でも飲めばいいのに。
劉虞は凡庸な男であった。軍師のように広い視野を持ち合わせ、十倍の兵力差を策略で覆す事などできなければ、武将のように数百、数千の兵を打ち倒すような英雄には、逆立ちをしたってなれはしない。普通にやっていたら、刺史止まりだっただろう。
しかし、劉虞の転換期が訪れる。党錮の禁が起こったのだ。
四千人以上の高官達が官位を失った。贔屓目に見ても秀才止まりの男だったが、実力、家柄共に優れていた高官と入れ替わる形で出世をしていく。勢力も主張も無いく、私心も無い人材というものは便利で、戸曹の小役人から県令、刺史、尚書、太守、尚書令などを経て宗正(九卿)にまで昇り、ついにはその実績と人柄を見込まれて、九卿(大臣)より上の州牧を任せられるまでになっていた。
目の前には二つ書状。
董卓からは反董卓連合を撃破しろという命令。そして大司馬の印が上に乗せられている。
袁紹からはこっちに付けという旨が書かれていた。
劉虞は人生の岐路に立たされているといっていい。幽州はかつて光武帝が、再始帝から離れ、独立する為の基盤となった地域だ。大司馬の呉漢が率いた幽州の鳥丸突騎は光武帝の覇道にとって必要不可欠な精鋭だった。董卓を、皇帝を否定して、群雄割拠の時代を光武帝と同じ精鋭を率いて天下を統一する。劉氏に生まれたからには心躍るだろう。
董卓側はそれを見越しているのか、かつての呉漢の地位である大司馬の印を与えている。光武帝から忠候という名を貰った大司馬の呉漢の役割を与えるというのは臣下として最大の賛辞である。皇帝に忠を尽くすなら董卓だ。だが……
(ふざけるなよ。人がせっかく中央の面倒くさい騒動から逃れてきたっていうのに、新たな火種作って俺を巻き込みやがって。どっちも争った挙句両方死なないかな。というか死ね。)
多くの者に聖人と評価されている奴の考えではない。屑とか下種その類の発想だった。そもそも、この戦乱の時代を生き残る戦略を考えてすらいなかった。群雄として、周りについていけすらしていなかった。
ただの地方の役人の董卓が漢王朝の為に奔走している時に、光武帝の末裔のこいつはさっさと引き籠って傍観している始末だ。言葉に出せば、「俺を巻き込むな……じゃないだろ!お前が進んで関われよ!」と殴られてもおかしくない思考をしていた。
まあ、そうやって、関わった者の多くが屍を晒しているので、判断は間違いではないだろうが、皇族としては失格だろう。
「さて、腹積もりが決まったようですな」
劉虞が二つの手紙の内、片方を捨てる姿を見て、そう声をかける美女が居た。名を趙雲という。運悪く、公孫賛の所に劉備が来る前に、劉虞の噂を聞き、移籍してしまった為、劉備に出会う事が出来ず、外面だけはいい劉虞に騙されている被害者一号だ。
「ああ、星さんには二千騎の精鋭を集い、洛陽へ行ってもらうつもりです」
「……それは構いませんが。洛陽?連合への攻撃をかけるのではないのですか?」
「星さん、私は董卓の臣下でも、袁紹の臣下でもない。私は天子の臣下だ。今、洛陽で何が起こっているのか?それを君の曇りなき眼で見て、そして私に知らせて欲しい。天子が本当に害されているのであれば、僕は連合に付く。噂が偽物であれば、連合を叩く」
いくら考えても無駄だと気が付くのに一刻もかかってしまったよ。と笑う劉虞。本当は董卓と袁紹の悪口を永遠と心の中で繰り返して、結局、
(こうしてぐだぐだしている内に決着付かないかな)
と、日和見しているだけなのだが、趙雲は、自分に与えられた大任に胸を躍らせている。戦略云々を丸投げしているに等しいのに。
「……責任重大ですな」
「星さん、貴方にしか頼めない事ゆえ、受けてほしいと思う。だが、危険な任務だ。断ってもらっても構わない」
怖かったら逃げてもいいんだぜ。と暗に示す劉虞。趙雲の性格からそう言えば、断らないだろう事を把握していっているのだから性質が悪い。その言葉に当然、趙雲はむっと機嫌を損ねた。
「ほう、この私が危険だからと逃げるとお思いか?それは私に対する侮辱ですな」
「……すまない。卑怯な言い方をしてしまった。君が一騎当千の強者である事であることは疑いない。だが、そんな強者たちの集まるのが今回の戦いだ。万が一も起こり得る。私は星を失いたくない。公人として感情を押し殺し、死地に向かわせなければならないが、星が断るのであれば、それをしなくていい。そう思ってしまった」
その言葉にさっきまで、機嫌の悪さを訴えていた趙雲は一転して赤面する。劉虞の小物センサーは敏感だ。不機嫌を感じ取ると、自動的にフォローを入れるようにできている。
「ほう。では、私人としては?」
趙雲は、すり寄るように劉虞に近づき、腕を絡ませる。胸をおしつけ、妖艶な笑みを浮かべる。
「得難い友だと思っていますよ」
真顔なまま答える劉虞に不満を覚えるも、まあ、この人だからな。と納得する。
(きゃー、ばっちい。)
などと考えているとは思いもよらない。
劉虞は十年ほど前に分不相応なほどの美人を娶った。結果、財産を使い尽くされ、愛人を作られ、最後にはカッコウされた。
それから美少女や美女の類が大嫌いになった。もう美人を見れば、あいつは遊んでいる。性格悪い。見下している。売女などと思い、距離を取る始末である。趙雲が隣にいるのを許容しているのも、数少ない、有能な部下だから。居なくなると自分が兵士を率いなければならない。という理由なのだから俗物極まっている。
それを、顔だけで判断しない誠実な人、公と私を混同しない公平な人、他の男は自分を見ると下種な考えを巡らせるが、劉虞殿にはそれがない。などという趙雲の高評価になっているのだから、現実とはわからないものであった。ただ美少女や美女の類が嫌いなだけなのに。
「して、此度の戦、誰に任せるおつもりですかな」
「もちろん白蓮しか居ないよ。我が州に万軍を率いる才は彼女しか居ない。罰は十分受けた。彼女の名誉を回復してあげなければ」
公孫賛は、公金の私的流用と、物資の横領、領民を奴隷として売り渡した罪で捕まっていた。劉備に兵士とかお金とか装備とかを分け与えたアレである。
劉虞が腐敗した官僚を適当に処刑して人気稼ぎしようとした結果の被害者が公孫賛だった。黄巾の乱が終結した後の大赦によって、罪は許された公孫賛だったが、官位は剥奪されてしまった。
絶望の余り自殺をも試みた公孫賛を救ったのは劉虞だった。劉虞は、公孫賛の統治や軍事的功績を鑑みて、微罪で全てを失うのは惜しい人物と言い、名誉の回復を試みた。公孫賛はそれに感激し、太守からただの属吏に落ちたにも関わらず、劉虞に忠を誓った。
傍からみればマッチポンプ以外の何物でもないが、人が良い公孫賛である。罪を犯してなお、自分を信頼して仕事を任せてくれる劉虞に親愛の念を持ってしまった。劉虞の被害者二号である。
「ふふ、白蓮殿もここまで買っていただけるのであれば喜ぶでしょうな」
「彼女の今までの功を考えれば当然のことです。私は軍事に疎いから、彼女の意見はとても参考になる。もし、私が幽州を離れる事があれば、彼女に幽州刺史として任せたいと思っています。……もし、戦乱の時代が来れば、彼女に軍の総帥としての任を与える予定です。もちろんそれは起こらない方がいいですが」
「ほう、私では不足ですかな?」
「星さんが望むのであれば。ただ、書類仕事も今の十倍はお任せする事になりますよ」
その言葉に趙雲は満足したのか首を振る。
「やれやれ、私がそういう事に疎い事を知っていて言うのですから、性質が悪い。戦乱ともなれば、攻略した地を統治しなければならない。私は出来なくはありませんが不得手だ。そこは白蓮殿に押し付けさせていただこう。」
話すべき事が終わったとばかりに趙雲は執務室を去る。劉虞はそこに声をかける。
「では、ご武運を」
「そちらもな」
幽州牧の劉虞が動いた。その報は反董卓連合にすぐさまもたらされ、より一層、反董卓連合の諸侯は動きが鈍くなった。趙雲率いる白馬二千騎は洛陽を目指し疾走する。
「ふふ、初めて呼び捨てで呼ばれたな」
劉虞に自分を信頼していないのか問うた時、劉虞は咄嗟に星と呼び捨てにした。趙雲はその事を喜びながらも、大任を任せてくれた劉虞の信頼に答える為に、よりいっそう意気込んでいた。
劉虞は……
(いけーーーー!!!!伯安君!いけ、追い抜け!)
趙雲という目が無くなり、公孫賛が来るまで暇な劉虞は視察という名目で、競馬場で自分の名を付けた馬を応援していた。ギャンブルをして現実逃避をする。小者すぎて趙雲がみたら、速攻で見限っていただろう。
ちなみに負けた腹癒せに、競馬場の馬を「戦時故、馬を遊ばせておくわけにはいかん(キリッ)」と言って徴集していった。
もうだめだ。こいつ。董卓の足の爪の垢でも飲めばいいのに。