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アプリ収益化の分析: 本格リリース前にゲームを効果的にテストする Poki の手法
2016年6月22日水曜日
アプリ収益の最善策を求めているアプリ開発者向けのガイドとして
「AdMob実践ガイド:アプリの収益化」
をリリースしました。ガイドのリリースと伴いアプリの開発者の成功秘訣をご紹介します。
第二弾のアプリ開発者は
Poki
の共同創業者 Sebastiaan Moeys さんです。Poki は子供向けのウェブゲームやゲームアプリを開発、公開している会社で、月間 3,000 万人のアクティブ ユーザー数を誇ります。元々はウェブ専門でしたが、モバイルの普及を受け、最近になって Zoi という同社初のアプリをリリースしました。Zoi の総ダウンロード数は 50 万件を超え、アプリストアの評価も 4.4 と高水準を維持しています。下記が Moeys さんが Zoi をヒットアプリにした秘訣です。
今週はマルチ プラットフォーム型ゲームのパブリッシャーである
Poki
の共同創業者 Sebastiaan Moeys さんを紹介します。Poki は子供向けのウェブゲームやゲームアプリを開発、公開している会社で、月間 3,000 万人のアクティブ ユーザー数を誇ります。元々はウェブ専門でしたが、モバイルの普及を受け、最近になって Zoi という同社初のアプリをリリースしました。Zoi の総ダウンロード数は 50 万件を超え、アプリストアでの評価も 4.4 と高水準を維持しています。それでは、こうした成功の秘訣をご覧ください。
1. 初めてのアプリ内分析はシンプルなものにする
Poki のチームはアプリ内分析を熟知しており、そのデータを利用して意思決定を効果的に行っています。
Poki では 3 つの指標に注目して状況把握に努めています。1 つ目の「純粋なプレイ時間」というカスタム指標では、広告を見ている時間やゲームの読み込み時間を除いた、アプリの純粋な利用時間を測定します。2 つ目の指標はユーザーの定着率で、1 日目、3 日目、7 日目の値を確認し、市場の有力ゲームと比較してパフォーマンスを評価します。3 つ目の指標は離脱率です。
Moeys さんは強力な分析基盤を時間をかけて構築する重要性を説いていますが、最初はシンプルな分析から始める方がよいと考えています。
「最初は簡単な分析から始めましょう。アプリ内分析は広範囲に及ぶため、最初からすべてを理解するのは不可能です。理解できる範囲で、少しずつ指標を増やしていくことを目標としましょう。」
まずは重要な指標を 1 つ(離脱率など)を選んでください。続いて、その指標を活用し、アプリの質を高める作業を日常的に行うようにします。
2. 簡単、スピーディーに仮説をテストしてから本格的な開発に乗り出す
ゲームのユーザーはどの国でもマルチ スクリーンを既に受け入れており、複数のプラットフォームでゲームを楽しんでいます。最初はウェブ専門だった Poki も、この流れに合わせてモバイルにも進出するようになりました。しかし、この新しいチャレンジにより、新たな問題が発生したのも事実です。
今では同社が新しいゲームの開発に乗り出すたびに、チームの規模が大きくなり、必要な資金も増額するようになりました。プロジェクトの遂行に伴うリスクが、次第に大きくなっていったのです。
しかし、Poki はこの問題を巧みに回避し、大きな成果を上げています。最初からすべてのプラットフォームに対応せず、まずはウェブだけで試験的にリリースし、テストと改善を重ねることに専念しました。ウェブの実績を立ててから、モバイル向けの開発に着手します。ウェブでの経験は、その後のさまざまな場面での意思決定に役立っています。
「ゲームの開発に反復型の手法を取り入れたことで、ユーザーに愛されるゲームを時間をかけて作り上げることが可能となり、その流れで獲得した推進力や洞察を生かして、ユーザー拡大を図ることもできるようになりました。
最初にウェブでテストする効果には、ゲームの完成度を高めることができる、アプリ内の最適な広告掲載位置を迅速な A/B テストで特定できる、アプリをローカライズすべき国や地域を特定できる、将来的なアプリのリリースに向けて既存のユーザーに評判を広めてもらうことができる、などがあります。」
Zoi で成功したこの手法は、他のプロジェクトへの適用も始まっています。Poki は現在 3 つのゲームを開発中で、モバイルでの成功を盤石なものにすべくデータの収集を行っているところです。Moeys さんは、本格リリースの前に迅速かつ低コストなテストを実施する同社の開発手法は汎用性があり、他のゲーム デベロッパーにも導入できると考えています。「新しいデベロッパーの場合は特に、自分たちの仮説が正しいかどうかをできるだけ早いタイミングでテストをしてほしい。プロトタイプを迅速にテストし、ゲームの設計と収益化戦略を見直してからアプリをリリースする必要があります。」
Google の投資会社である Google Ventures も、開発を始める前にアイデアをテストする手法を支持しています。同社はこの手法を広めるため、「Design Sprint」という方法論を構築しました。アイデアをまとめ、プロトタイプを作り、顧客と協力してテストを実施する 5 日間のプロセスにより、ビジネス上の重要な課題を解消します。コストをかけずにプロトタイプをテストする Google Venture の手法の詳細については、
こちら
をご覧ください。
3. 海外の市場にも目を向ける
Moeys さんが今の Poki につながる活動を始めたのは、オランダで高校生活を送っていたときのこと。当時はウェブのゲームが人気で、友人たちもみんなプレイしており、Moeys さん自身、ウェブゲームは全国的な流行だと認識していました。ところが、家族旅行でフランスを訪れたときに、フランスまではその流行が浸透していないことに驚いたそうです。自宅へ戻った Moeys さんはウェブサイトを立ち上げ、親の辞書を使ってすべてのコンテンツをフランス語に翻訳しました。その後のことは周知のとおり。今の Poki には 29 人の翻訳担当者がいて、海外市場への参入をサポートしています。
Moeys さんは今でも同じ原則に従って、ゲームを売り込む最適な市場を見つけています。国際的な収益化戦略を手間なく迅速に導入できるため、AdMob を活用しています。Moeys さんは海外進出を狙っている開発者向けに、次のようなアドバイスを残しています。
「Google のサービスを利用し、手間なく広告を掲載することをおすすめします。特定の市場でゲームの人気が出始めたら、まずはその市場に詳しいパートナーを見つけてください。Google のツールを利用し、Google ネットワークの需要に合わせて現地向けの広告を掲載することも重要です。私たちも多くの市場でこの戦略を実践し、多くの収益を上げてきました。」
今回紹介したヒントを有効だと思った方は、
「AdMob実践ガイド:アプリの収益化」
もご覧ください。AdMob の
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Posted by Joe Salisbury - AdMob プロダクト スペシャリスト
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