岡田将平
2016年6月22日03時00分
被爆者が高齢化し、被爆体験の「継承」が課題となる中、長崎市は7月、被爆体験を託したい被爆者と受け継ぐ人をつなごうと、交流会を初めて開く。「未来に体験をしっかり伝えていけるように」と高校生も参加する。
長崎市の純心女子高3年の松野世菜(せいな)さん(17)は、5月末、担任から交流会の話を聞き、参加したいと思った。長崎市の爆心地近くで育ち、平和教育を受けてきた。中学の時に授業で、長崎駅やグラバー園で観光客らに、1945年8月9日に何があったか知っているかを尋ねた。県外の人で、長崎に原爆が落ちたと回答できたのは、3割だけだったことに衝撃を受けた。
自分たちは「被爆体験を直接聞ける最後の世代」と言われてきた。これまでも何度も話を聞き、そのたびに心を痛めてきた。交流会でも、被爆体験を聞き、自身が伝えていく番になる。「体験したことのつらさは体験した人にしかわからないけど、自分たちがきちんと伝えていきたい。生半可な気持ちではできない。きちんと受け止めたい」
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