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 広島市の松井一実市長は21日、原爆投下から71年になる8月6日の平和記念式典で読み上げる「平和宣言」に、オバマ米大統領の広島演説を評価し、反映させる方針を明らかにした。

 この日、被爆者らから平和宣言について意見を聞く懇談会を開催。日本原水爆被害者団体協議会の坪井直(すなお)代表委員(91)らが話し合い、広島演説の「罪なき人たち」が犠牲になったといった表現を評価。「被爆者と同じ苦しみをさせてはならないという思いが米国社会に届いている。さらに届けたい」という趣旨を盛り込んでほしいといった意見が出たという。

 終了後、松井市長は「人類という視点でのオバマ氏の発言と被爆者の思いが一緒になり、みんなで核なき世界に取り組んでいくことが今こそ重要という流れで書きたい」と話した。7月上旬の次回懇談会で具体的な文案を示す予定。(高島曜介)