今日は午前中は娘の習い事。
午後は2つ隣の駅にできた新しい子育て支援センターに行ってきました。
その子育て支援センターは、新しくリノベーションされた団地内に併設されたもの。
娘はとにかくここが気に入り、帰るときはママと2人で残ると言って大泣きしました。帰りの車中も、家についてからも、思い出してはずっと泣いています。
時間的に眠いということもありましたが、この団地内に流れる何かが娘の心を捉えて離さなかったのだと思います。
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ホシノタニ団地
子育て支援センターのある団地の名前は、ホシノタニ団地。
すぐ隣を走る沿線の電鉄会社の、かつて社宅だった建物を大規模リノベーションした建物です。
一部屋の間取りはワンルームで占有面積は37平米あまり。我が家の半分ほどの面積です。
公式フェイスブックより画像お借りしました
古い社宅なので敷地内にゆとりがあり、棟と棟の間にも十分な広さがあります。
その贅沢な作りを生かして、子育て支援センターや、貸し菜園、ドッグラン、カフェなどを併設しています。また、不定期でマルシェも行われています。
地域の見守り、地域のつながり
団地内併設の、カフェに立ち寄ってみました。
産直野菜を使用したランチプレートをいただきます。
特にこども向けというメニューではありませんでしたが、味付けも優しいので、娘とシェアしました。
娘の目の前にあるのは「ごぼうのガトーショコラ」。大嫌いなごぼうがあることも気付かずに、ほとんどを食べつくしてしまう娘。
一人でもぶらりと立ち寄れるような静かな店内は、ファミリーレストランとは対極の雰囲気でしたが、団地内にあるからか、こども連れでもゆったりと受け止めてもらえるおおらかさに包まれていました。
カフェを出た後、子育て支援センターに行きました。今日は短縮営業ということもありましたが、かなりの盛況。
こどもたちはウッドデッキと室内を行き来しながら、のびのび過ごしています。
各駅停車の駅から徒歩1分。駅近とは思えないほどの豊かな空間がそこにはありました。
家の外がこれほど充実していれば、家の中にそこまで広さは必要ない。モノを持たない時代の、新しいコミュニティのかたち。
家の中だけでは賄えないものが子育て
我が家は2011年の年始に現在の住居に引っ越してきました。
夫の勤務先を優先して住まいを探していたので、私にとってはあまり地縁のない場所でした。
こどもが生まれてからは、家の中におもちゃや子育てグッズを充実させ、いかに家でこどもが楽しく過ごせるかということを重点に考えました。足りないと思うものがあれば、遊具もDVDも本も、買ってきて与えました。
その投資の全てが無駄だったとは言いません。
でも、こどもというのは自然そのもの。やがて家の中だけでは育てられなくなります。
周囲の人に見守られ、地域に溶け込み、家の外に少しずつじわりじわりと根を張っていく生きもの。それがこどもなのです。
今日、帰る間際になりふり構わずギャンギャンと泣く娘を目にして、私は自分の中に握りしめていた、自分1人でやっていこうという頑なさを、初めて手放そうと思いました。
地域とのゆるやかなつながり。
コミュニティの中で生かされるということ。
泣いて泣いて、離れがたい気持ちでそこを去った気持ち。
娘が欲しがっているものは、実は私がずっと望んでいたものではなかったかと思います。
いつも応援ありがとうございます。
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