AndroidスマホからiPhoneに乗り換えたいものの、連絡先やメールのデータを引き継ぐ方法がわからず、なかなか機種変更に踏み切れない人もいるはず。
そんな人に朗報なのが、Appleが提供する「Move to iOS」というアプリの存在です。このアプリをAndroidスマホにインストールすれば、データを簡単にiPhoneに引き継げます。AndroidのスマホからiPhoneへのデータ移行はWi-Fiを介して行うので、移行作業はWi-Fiのある環境で行いましょう。
「Move to iOS」で移行できるデータは?
「Move to iOS」では、下記のデータをAndroidスマホからiPhoneに移行できます。- 連絡先
- メッセージの履歴
- カメラロールの写真とビデオ
- Webのブックマーク
- メールのアカウント
- カレンダー
- インストールした無料アプリ
iPhone側の準備をする
まずはAndroidスマホに「Move to iOS」をインストールしましょう。アプリは「Playストア」で配信されています。続いて、iPhoneの電源をオンにします。出荷状態、もしくは初期化した状態の場合、「こんにちわ」と書かれた画面が表示されます。使用言語や地域、Wi-Fiネットワークなどのセットアップを進めていき、「Appとデータ」画面まで進んだら、「Androidからデータを移行」をタップします。切り替わった画面で「続ける」をタップすると、6桁のコードが表示されるのでこの数字を控えておきましょう。ここでiPhone側の作業はいったん終了です。
▲「こんにちわ」と書かれた画面が表示されたら画面をスライドし、iPhoneのセットアップを進めていきます(写真=左)。「Appとデータ」画面で「Androidからデータを移行」をタップします(写真=右)
▲「Androidから移行」の画面に進んだら、「続ける」をタップ(写真=左)。切り替わった画面に、「Move to iOS」で入力する6桁のコードが表示されるので控えておきましょう(写真=右)。
Androidで「Move to iOS」を起動する
Androidスマホで「Move to iOS」を起動すると「iOSに移行」画面が最初に表示されるので、「続ける」をタップします。切り替わった画面で利用条件に同意したら、続いて表示される「コードを検索」画面で「次へ」をタップ。iPhoneをセットアップした際に控えた6桁のコードを入力します。これで、AndroidスマホとiPhoneがWi-Fiで接続されます。▲アプリを起動し、最初に表示された画面で「続ける」をタップ(写真=左)。利用条件を確認したら「同意する」をタップしましょう(写真=右)。
▲「コードを検索」画面で右上の「次へ」をタップ(写真=左)。続いてiPhoneのセットアップ画面で表示された10桁の番号を入力しましょう(写真=右)
AndroidスマホとiPhoneが接続できたら、「データを転送」画面から移行したいデータを選択し、「次へ」をタップしましょう。移行が完了したら、その旨を伝えるメッセージが画面上に表示されます。
▲「データ転送」画面から移行したいデータを選択し、「次へ」をタップ(写真=左)。データの移行が終わると、画面上にメッセージが表示されます(写真=右)。