読書がしたい
読書は、空き時間にちょこちょこできるタイプではなく、
集中してガーッと読みすすめたいタイプです。
子育て中だとそんな時間がなかなかもてず、読書からすっかり離れています。
でも視野を広くもつために、子どもに読書の習慣をつけるためにも、
ぜひとも読書がしたいのです。
ずっと読みたい本
高校生の頃からずっと読みたい本があります。
世界史に出てくるような、世界の古典的作品です。
古くは孔子の「論語」から、マキャベリの「君主論」、ドストエフスキーの「罪と罰」だってまじめに読んでみたい。
世界史の教科書に載るくらいです。そしてこれまでたくさんの本に引用されている。
よっぽど良いことが書いてあるのでしょう。
そして、そういう古典を教養として蓄えていることこそ、私の中で「大人の条件」のひとつなのです。
もうアラサー…立派な大人…。
でもそんな本はたいてい読みづらい
翻訳された本や、今は使わない言い回しの本はとても苦手。
すぐに思考停止してしまいます。
読んでみたいのに読めない。そんな日々が続いていました。
出合った!やさしすぎる解説本「100分de名著」シリーズ
NHKで、「100分de名著」の番組をやっているのはご存知ですか?
伊集院光さんがコメンテーターとして出演されている点で、もうわかりやすそうですよね。
その書籍化です。
とにかくやさしい!
これを解説してくださるのは、高校教師として学生に古典を教えたことのある佐久協氏。
高校で「もっとも人気のある授業をする先生」として親しまれていたそう。
論語を、最初からずらりと解説するのではなく理解しやすいよう再構成して、さらにかいつまみ、現代の言葉に訳して説明してくれています。
わかりやすくないわけがない!
「論語」は子育て書・ビジネス書だった
特に心に残った一節をご紹介します。
「備わるを一人に求ること無かれ」(無求備於一人、微子第18-10)
(一人の人間にいろいろ求めてはいかんぞ)中略
上に立つ者の心得としては、きわめて大切なことです。
なぜかというと、それは「できるはずだ」というこちらの“過剰期待”であり、それは時に相手を追い詰めて、つぶしてしまうからです。
耳が痛い!
人がいら立ちを感じるポイントはいくつかありますが、
育児においては、子どもに「もう○歳なんだからできるはず!」と思って接してしまうと、それができなかった時に(勝手に)期待外れとなり、いらいらしてしまうことがよくあります。
なので育児では、希望はもつけれども「期待しすぎない」ことが重要だと思っています。
「夫れ仁者は己れ立たんと欲して人を立て、己れ達せんと欲して人を達す」(夫仁者己欲立而立人、己欲達而達人、雍也第6-30)
(自分が出世したければ、出世したいと思っている者の手助けをすることだ。成功したければ、成功を求めるものの手助けをすることだ。)
思い当たる節が。
「自分が自分が!」としゃしゃり出ている時よりも、裏方にまわって応援している時の方がいろいろうまくいくことが多いです。
またブログ界においても、名の通った方を応援している人が、逆にその方からいろいろ支援を受けて有名になっていく、というエピソードを何度か聞いたことがあります。
難しい本の導入として最適
一見難しそうに見えても言っていることがシンプルで親近感がわく、とわかれば
がぜん理解が増すというもの。
これは「論語」に直接アタックする前の導入として、とてもすばらしい本だと思いました。
次に読もうと思っているのはこれ。
これも一度チャレンジして挫折した経験が。再チャレンジします!
お付き合いくださりありがとうございました!
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