2016年6月22日02時11分
にぎわう商業施設で男が刃物を振りかざし、女性の悲鳴が響いた。北海道釧路市で21日起きた無差別殺傷事件。女性4人が殺傷される事件に客は「怖くて見ていられない」とおびえ、施設は時間を早めてこの日の営業を取りやめた。
「死刑になるために刺した。人を殺して自分の人生を終わらせたかった」。道警によると、現行犯逮捕された新聞販売所従業員松橋伸幸容疑者(33)=釧路市阿寒町=はそう供述しているという。
事件が起きたのは、釧路市の大型商業施設「イオンモール釧路昭和」1階のメイン通りのほぼ中央。同店を訪れ、エステサロンを探していた釧路市内の女性(25)は突然、「キャー」という悲鳴を背後から聞いた。「子どもが転んだのかな」と思って振り返ると、右手に包丁のような刃物を持った男が走ってきた。あわてて近くの時計店に逃げ込んだという。
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朝日新聞社会部
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