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 資生堂は21日、タブレット端末に自分の顔を映すだけで「笑顔」のレベルを客観的に判定するアプリを開発した、と発表した。まずは7~9月に日本航空の客室乗務員(CA)約5千人に試験的に使ってもらう。さらに改善したうえで、接客業など、法人向けにサービスを提供する考えだ。

 笑顔のレベルを、無表情な0%から大笑いした120%までの数値で判定する。他人に与える印象を「信頼感」「気品」「親しみ」といった7項目の指標で分析し、状況に応じた笑顔の「使い分け」も学ぶことができる。日々の笑顔レベルを記録したり、顔の筋肉を動かすトレーニングができたりする機能も備えている。

 資生堂は、顔や表情の印象について長年研究を続けている。教育現場や企業向けに笑顔についての社外講座も手がけており、アプリ開発にはノウハウを手軽に活用してもらう狙いもある。(宮崎健)