PAC3の設置作業をする自衛隊員=21日午後、東京・市谷の防衛省 中谷元・防衛相は21日、北朝鮮が弾道ミサイルを発射する兆候があるとして、自衛隊によるミサイル迎撃を可能とする破壊措置命令を出した。日本政府関係者によると、4回連続で発射に失敗している新型中距離弾道ミサイル「ムスダン」(射程2500~4千キロ)の発射準備の動きが確認された。
ムスダンは発射台付き車両で運用される。韓国の消息筋は21日、北朝鮮が東海岸にムスダンと推定されるミサイルを展開させていると述べた。韓国軍合同参謀本部は21日「ミサイル発射の可能性を念頭に関連した動きを追っている」と発表した。