中国のEVバッテリー認証、韓国企業は再び除外

 LG化学、サムスンSDIなど韓国のバッテリーメーカーが中国政府の電気自動車(EV)バッテリー認証から再び除外され、中国での事業展開に赤信号がともった。中国政府が20日発表した「第4次EVバッテリー模範基準認証企業」31社のリストにLG化学、サムスンSDIは含まれなかったことが分かった。LG化学は4月の第3次リスト発表でも認証獲得を目指したが、書類不備で実現しなかった。

 中国政府は認証企業に含まれなかった企業のバッテリーにはEV向け補助金を支給しない方針だ。補助金は車両価格の30~50%に達し、補助金対象外のバッテリー業者は価格競争力を失うことになる。

 中国政府がこれまでに認証した企業は56社で、うち中国企業が54社だ。残りは日本、米国が各1社となっているが、いずれも中国資本が一部入っているという。このため、中国政府が国内のバッテリー業者を保護し、韓国のバッテリー企業を意図的に排除するため、認証制度を運用するのではないかとの懸念も生じている。

ユン・ヒョンジュン記者
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