全自動麻雀卓アモスシリーズを開発している大洋グループの大洋化学株式会社(本社:和歌山県御坊市)は、全自動麻雀卓における、円筒回転体による牌の吸上げ機構に関する特許(PAT4367956号)、配牌数と2段積み数を、それぞれ形成・供給する機構に関する特許(PAT3996025号)の2件を取得したことを発表した。
これらの特許は株式会社グッドネスk&k(旧:株式会社ディエイアイ、旧:電元オートメーション株式会社)より譲渡された。
特許第3996025号(通称:七山残し)に関しては、牌山が上がってくる際に、自動的に王牌14枚(7トン)が設定されるようになる。また、ドラ表示牌がめくられ、リンシャン牌が落とされた状態となっている。
特許第4367956号(通称:吸い込み機能)に関しては、近年、特許侵害の海外製品が市場に出回っており、その対応として今回の特許取得に踏み切った。
大洋化学の担当者は、「七山残しが可能になったことで、マナー面でのお客様同士のトラブルを防ぐことができる。今後のアモスシリーズに追加される予定だ。吸い込み機能については、安価な海外製品に搭載されているが、部品供給が確立しておらず、販売店でも修理不可となっている。また、国内の特許を侵害している可能性もあり、知的財産侵害の観点、麻雀業界の将来発展を危惧して、今回の特許取得に踏み切った。」と説明した。
特許内容説明
<特許第3996025号(通称:七山残し)>
1カ所は7トン、3カ所から残りがセットされる
1カ所は7トン、2カ所から残りがセットされるパターンも可能
特許内容
・配牌数と2段積み数を、それぞれ形成・供給する機構。
・牌反転機構を備え懸賞牌を形成する機構。
<特許第4367956号(通称:吸い込み機能>
特許内容
磁石を埋没した円筒回転体を回転させ、牌を下部から真上に吸い上げる方式
特許詳細(特許庁PDF)
特許登録済通知書
この記事を書いた人
- Twitter:@mjnewsnet
- 麻雀界の最新ニュース、コラム、インタビュー、ランキング、スケジュールなど、麻雀に関するあらゆる情報を発信する日本最大級の麻雀ニュースサイト。
■この投稿者の記事一覧
この投稿者の最新記事
2016.06.21スリアロチャンネル【女流プロ】私は誰でしょう Part5【解答編】
2016.06.21ニュース日刊スポーツ杯More EX麻雀バトル 第9節
2016.06.21MONDO TV「第1回モンド新人戦」面接審査・二次予選がスタート!7月30日に準決勝・決勝戦!
2016.06.19ニュースでんでん 第2回