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2016年06月19日

2016初めてのイラン20 シーラーズのレストランとチェロウ・キャバーブ

 
 いきなりだが、日本語版wikipediaの「イラン料理」の項目には、ものすごい記述がある。

 〜「イランの人間は料理に対する工夫に無頓着だと言われ、料理人の間で入手しうる食材の質の低下などの食事情の変化に対応した新たな料理法が考案される兆しは見られていない。イラン国内のレストランで供される料理の味付けは塩気と油分が強く、出される料理のほとんどが羊肉の料理で占められている。イラン文化の研究者だけでなく、アラブ世界の研究者からもしばしばイランにおける外食料理の質の低さが指摘される。イラン人から自国の外食料理とサービスの質に疑問が投げかけられないことが不思議に思われているが、イラン人は料理ではなく『外食をする行為』に価値を見出しているためだとする解釈がある」
(日本語版wikipedia「イラン料理」より引用)

おーい、おまえらの国のレストラン、まずいってよ。


これは「イランでは家庭料理が充実している」という意味でもあるのだけれど、家庭料理をそうそう食べる機会がない旅行者にとっては、悲しい話でもある。しかし食べなければ飢える。選択肢の多くはないイランの外食だが、私はチェロウ・キャバーブを頻繁に食べていた。

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チェロウは「米飯」、キャバーブは「ケバブ」であって、まぁ簡単に言えば「(羊の挽肉の)焼き肉飯」みたいなものだ。これは本当にどこでも見かける、イラン外食料理の定番なのだとおもう。メニューが読めなくて何があるのか分らない店でも、「チェロウキャバーブ」言えば、大抵どこにでもあった。味付けや肉の質に店ごとに違いはあるけれど、まぁ、外れることはない。

「この辺でお勧めレストラン?じゃぁ、少し歩くけれど、宿の前の大通りを右に行って10分か15分、道路の左側に椰子の木があるから、そこの地下がいいんじゃないですか?

Parhami traditional house のご主人、Parhami さんによると、お勧めのレストランは、ロトフ・アリハーネ・ザンド通りにある、ここだった。店名は謎、申し訳ない。

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お、おしゃれな店ですね…。「イラン人は料理ではなく『外食をする行為』に価値を見出して」って、そのまんまじゃないですか。まぁ、ペルシャ音楽のライブがあるのはうれしいけれど。禁酒のイランでは「のんびり飲みながら」ともいかないので、米と肉を噛みしめ、水を飲みながら音楽に聴き入る。

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一番上の写真にもあるように、ここでチェロウ・キャバーブを頼むと、ご飯は「ターチンのようなもの」が出てくる。

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ターチンとはイランの米料理で、鶏肉やヨーグルトなどで味付けした米を型に入れてケーキ状に焼きあげた、なんというか、ご飯のおこげ料理、なのだが、ここのご飯には肉片はなくあまり濃い味もついていない。肉と米が別皿で提供されるのも、よそのチェロウ・キャバーブとは違ったのだが、私が「チェロウ・キャバーブくださいな」というと、2回ともこれがでてきた。しかもなかなかおいしい。ターチンは本来ならそれだけでそこそこのお値段がする単品料理なのだ。これがターチンか、ターチンっぽい米かは私には謎だったが。

予算は200000〜250000リヤル(≒690〜860円)。決して安くはないし、同じものを食べて値段が違った理由は謎だが、私は2晩通った。バスターミナルの併設食堂でもチェロウ・キャバーブは100000〜150000リヤルが目安で、この豪華レストランは決して「大変に高価」ではない。むしろ店と料理のクオリティを考えると、お買い得店な気がする。最新でも2014-5年版(2014年3月初版)の有名日本語ガイドブックですら、キャバーブが12万から30万とか、予算が50万リヤルなんて店が、普通に紹介されているくらいだもんな。インフレの激しいイラン、今はいくらになっているのか、想像もできないぞ。




ちなみに宿に近いロトフ・アリハーネ・ザンド通りの安キャバーブ屋では、上の店より小ぶりな冷凍肉のキャバーブが1本35000リヤル(≒120円)。肉の量は半分くらいかな?店内で食べることもできるけれど、米飯がないのがちょっと寂しい。

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お持ち帰りと言えば、ロトフ・アリハーネ・ザンド通りにはスープ屋もパン屋もある。単品の量が多いので、それぞれ1杯と1枚を買えば、大食いの私でも半分も食べきれなかった。パンは4人家族の朝食を十分にまかなう量だ。お値段は10000リヤル(≒35円)。3−4000リヤル(≒10円)のもう少し小ぶりのものもあることは、他の街に行ってから知った。

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posted by 転々 at 19:01 | Comment(2) | TrackBack(0) | イラン、カタール

2016年06月18日

2016初めてのイラン19 シーラーズの街とバスとバーザーレ(バサール)

 
 バスターミナルから街の中心部までも4-5km、歩けない距離ではないが遺跡を見た後なので市バスに乗ってみる。市バスの運賃は路線(ともしかしたら乗る距離?)によって2500〜3000(≒8-10円)。インフレが激しいイランの中ではかなり押さえられている額だ。まぁ公共交通機関の運賃がぐんぐん上がったら暴動モノだけれど。私は初めて100リヤル単位の硬貨を見た。

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内部はは当然男女別にエリア分けがされている。このバスでは前半分が男性席、後ろが女性席だった。車両によっては前後を仕切るバーがあることもある。車掌がいないので私は運転手に運賃を聞いて支払ったけれど、そう言えば女性はどうするんだろうな?

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市内中心部の市場、バザーレ・ヴァキール近くでバスを降りる。

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ここは中東に良くある屋根のあるバザールだ。ドーム状の天井と屋根が、雨や強い日射しから買い物客を守ってくれる。この日陰は空調のない時代にはありがたかったのだろうな。




 シーラーズの街並はなかなか美しい。
裏道はちょっと迷路っぽいいかにも中東と言う雰囲気だが、表通りは場所によっては街路樹などもあったりしてお散歩気分を高めてくれる。

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これは革命前のパフラヴィー朝がシーラーズを「イランのパリ」にしようと、街路樹を始めインフラが整備されたためなのだが、そのおかげで、シーラーズは現イラン政権にウケがよろしくない。なんと「シーラーズはパフラヴィー朝の退廃の象徴」なのだそうだ。パフラヴィー朝のシャーが「イラン建国2500年祭典」なるチャラ臭い催し物をこことペルセポリスで行ったのも、印象がよろしくなかったようだ。





このイベントは1971年に行われた。イラン革命が起きたのは1979だからその8年前。世界的に今より反米の気運が高かった時代の親米政権に不満を持つイスラム教徒も多かっただろうし、この祭典自体が「当時のシャー(皇帝)であったモハンマド・レザー・パフラヴィーの治世における発展を、誇示することにあった」(日本語版wikipediaより引用)と言われている。そりゃ今の政権が気に入るわけないわなぁ。

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posted by 転々 at 19:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | イラン、カタール

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