平和の願い込め…広島の小中学生ら米国にお返し
先月27日に広島を訪れたオバマ米大統領から自作の折り鶴を受け取った小中学生たちが、平和への願いを込めて千羽鶴を折り、お返しとして米国に贈る。原爆資料館を運営する広島平和文化センターの小溝泰義理事長が、24日から米国で開かれる全米市長会議に持参し、子どもたちの思いを伝える。
オバマ氏は原爆資料館を見学した際、白血病のため12歳で亡くなった佐々木禎子さんが病床で折った折り鶴に関心を寄せ、自ら折った2羽を小中学生2人に手渡した。折り鶴は現在、資料館に展示されている。
オバマ氏の平和への思いに応えようと、2人が通う広島市立中島小と吉島中の計約830人全員で千羽鶴を折った。「核兵器のない世界を共に目指しましょう」と英語で記したリボンを付けている。【竹内麻子】