こんにちは、せみけんです。
本日は、大幅上昇でしたね。たくさんではないのですが、寄付きに成り行きで買った株も上昇してくれました。(バフェット的には、短期の動きなんてどうでもいいんでしょうが。)
6月19日の深夜に、年初来安値銘柄約260と四季報を見比べてましたが、配当利回り4%の銘柄なんてゴロゴロしてますね。かといって、買って2017年3月まで我慢できるかと言われれば、そこまで度胸はなく。
ただし、一つ気になる銘柄が出てきたので、今、真剣に調べてIRに問い合わせもしてみてます。今日はある程度買ったものの、もう少し買えるかビジネスモデルをしっかり理解したいと思います。
さて今日のお題です。
バフェットの言葉から、大事な名言のご紹介です。
バフェットコードという荒井拓也著の本から2つの名言をご紹介します。
ちなみにこの本はバフェット好きには堪らない本です。バフェット(バークシャー)の保有株の歴史をバフェットの言葉と共に振り返ります。
恐らくですが、荒井拓也さんもバフェットマニアだと思います。荒井さんの本は好きなんで一通り読みましたがこれは一番お勧めです。
1.バフェットからの最も価値のある1分間アドバイス
2.シンプルだが簡単ではない
1.バフェットからの最も価値のある1分間アドバイス
”私は株価の動きは見ない。次の四半期に利益がどうなるかなど他の人の意見も聞かない。チャートもみない。見るのは単純にそのビジネスそのものだ。
それは何を意味するか?それは私がビジネスを理解しなくてはいけないということを意味する。非常に多くのビジネスを私は理解できない。
コカコーラは理解できるし、ジレットも理解できる。チューインガムのリグレーも理解できる。
こういうのを私は理解できるのだ。ここで私が理解できるというのは、そのビジネスの今から10年後、15年後の姿がかなりはっきり見えるということを意味している。これがビジネスを理解するということだ””
耳が痛いですが、投資の本質です。
会社の価値=ビジネスの価値をしっかり吟味して、理解できる会社にしか投資しない。理解できるということは、ある程度利益が推測され、例えばある企業が100億円の価値があることを先に計算する。そのあと、時価総額(株価)をみて50億円なら買うといった手法ですね。
日本の人口減が進む中、また、財政が悪化する中、10年後、15年後の姿がはっきり見えそうなビジネスって何でしょうね。
日本市場だけではなく、海外シェアが高く、強固なビジネスモデルを有する会社ですね。
例えば、JT(2914)はどうでしょうか。
JTは、バフェットが好きそうな会社です。バフェット本人は、タバコ銘柄の投資をしていませんが、堀もあり、非常に優れた業界だと思います。アメリカのタバコ銘柄では、フィリップモリス(PM),アルトリアグループ(MO)、の2つが有名ですが、株価は右肩上がりです。
世界でもM&Aが繰り返され、JTが健闘しているのは、評価できると思います。先日のアメスピは高い買い物だと思いますが、業界の寡占化が進んでいるため、プレーヤー全てが勝ち組の珍しい業界です。比較対象はPM、MO、BATS、ぐらいでしょうか。
訴訟リスクと、日本での売上頭打ちというのが、気になりますが、世界自体の人口は増加する中、海外の売上が50%以上あります。タバコは高利益率、寡占市場です。FCFは、毎年4,000億~5,000億稼ぐ点は、素晴らしいの一言。投資がほとんど要らないビジネスだというのが肝ですね。増配、自己株継続中です。
2.シンプルだが簡単ではない
”難しいことは一切しようとしない。投資は、難易度の高い演技を上手くこなせば高い評価を受けるオリンピックのダイビングとは違うのだ。
投資はそれとは違って、正しく実行する限り、いかに単純な飛び込みでも同じく利益をえられるのだ。三回転半宙返りを身める必要はなく、プール脇からスポっと綺麗に飛び込めれば得点は同じなのだ。
私は、走り高跳びで言えば、2メートル40センチのオリンピック記録を狙うよりも、簡単にまたぐことができる30センチのバーを探すようにしている。それでまったく同じ報酬が得られるのだから、とても素敵なことだ。”
良い表現ですね。
どうしても投資していると、良い銘柄を見つけようと泥沼にはまっていくことや、ほかの投資家より優れたパフォーマンスだそうと頑張りますが、結果がついてくるとは限りません。
このバフェットコードでも述べられていますが、理解できないビジネス=簡単でない投資をさけて、理解できるビジネス=簡単な投資をする、というのがバフェットのやり方。なぜ簡単がよいかといえば、報酬は同じだからです。
簡単は人によって定義が異なると思います。「自分」の理解できるビジネスにのみ、思考を張り巡らせて、価値があるビジネスなら投資をするというシンプルな行動が一番いいんでしょうね。
最近、私自身も中長期から保有期間が短くなりつつあるので、長期目線と織り交ぜながら投資も見直せたらと思っています。Googleだけは死ぬまで売らないつもりですが、いくらになりますか楽しみです。
それでは!