原油先物価格3万円割れ 東京商品取引所
16日の東京商品取引所は来週、イギリスで行われる国民投票で仮にEU=ヨーロッパ連合からの離脱が決まれば、世界経済への影響は避けられないという見方から、原油の先物価格が値下がりし、およそ1か月ぶりに1キロリットル当たり3万円を割り込みました。
16日の東京商品取引所は原油の先物に売り注文が集まり、取引の中心となることし11月ものの、先物価格は1キロリットル当たり、15日より970円安い、2万9930円で取り引きを終えました。3万円を割り込むのは、およそ1か月ぶりです。
これは今月23日にイギリスで行われるEUからの離脱の是非を問う国民投票を前に、仮にイギリスが離脱した場合、世界経済への影響は避けられないとしてリスクを避けようという動きが広がっているためです。
市場関係者は「きょうは円高が進んだことも原油価格を押し下げた。また、アメリカでは、このところシェールオイルの生産設備の稼働数が増加に転じていて、アメリカの原油生産量が再び上昇するのかどうかも今後の価格に影響を与えそうだ」と話しています。
これは今月23日にイギリスで行われるEUからの離脱の是非を問う国民投票を前に、仮にイギリスが離脱した場合、世界経済への影響は避けられないとしてリスクを避けようという動きが広がっているためです。
市場関係者は「きょうは円高が進んだことも原油価格を押し下げた。また、アメリカでは、このところシェールオイルの生産設備の稼働数が増加に転じていて、アメリカの原油生産量が再び上昇するのかどうかも今後の価格に影響を与えそうだ」と話しています。