シリア 武装組織から解放されたジャーナリスト証言
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内戦が続くシリアで武装組織に拘束され、先月およそ10か月ぶりに解放されたスペイン人のジャーナリストがNHKのインタビューに応じ、「精神的に追い込まれ希望も失いかけた」などと、拘束当時の厳しい状況を証言しました。
スペイン人ジャーナリストのアンヘル・サストレさん(35)は、去年7月、シリア北部のアレッポで取材中に武装組織に襲われ、2人の仲間とともに拘束されていましたが、先月、およそ10か月ぶりに全員解放されました。
サストレさんは16日、スペインの首都マドリードでNHKのインタビューに応じ、去年10月に国際テロ組織アルカイダ系のヌスラ戦線に引き渡されたと明らかにしたうえで、「食事は与えられたものの、外出は許されず、狭い部屋の中を動き回るしかなかった」などと当時の厳しい状況を証言しました。そして、「『過激派組織IS=イスラミックステートに売り渡す』とか『お前たちは政府に見捨てられた』などと精神的に追い込まれ希望も失いかけた。仲間の励ましが唯一の支えだった」と話していました。
ヌスラ戦線は去年6月から行方が分からなくなっているフリージャーナリストの安田純平さんも拘束しているとされていますが、サストレさんは安田さんの姿を見たことはなかったということで、「早く家に帰れるよう心から祈っている」と述べて、安田さんの1日も早い解放を願っていました。
サストレさんは16日、スペインの首都マドリードでNHKのインタビューに応じ、去年10月に国際テロ組織アルカイダ系のヌスラ戦線に引き渡されたと明らかにしたうえで、「食事は与えられたものの、外出は許されず、狭い部屋の中を動き回るしかなかった」などと当時の厳しい状況を証言しました。そして、「『過激派組織IS=イスラミックステートに売り渡す』とか『お前たちは政府に見捨てられた』などと精神的に追い込まれ希望も失いかけた。仲間の励ましが唯一の支えだった」と話していました。
ヌスラ戦線は去年6月から行方が分からなくなっているフリージャーナリストの安田純平さんも拘束しているとされていますが、サストレさんは安田さんの姿を見たことはなかったということで、「早く家に帰れるよう心から祈っている」と述べて、安田さんの1日も早い解放を願っていました。