日ロ官民会議 中小企業の交流促進を確認

日ロ官民会議 中小企業の交流促進を確認
日本とロシアの経済関係の拡大を目指して両国の官民の代表が16日、サンクトペテルブルクで会議を開き、先月の日ロ首脳会談で日本側が提案した協力プランを具体化して中小企業の交流を着実に進めることを確認しました。
会議には日本から北村経済産業政務官や大手商社の幹部、ロシアから経済発展省の次官や製薬会社のトップなど合わせて13人が参加しました。
この中でロシア側は、先月の日ロ首脳会談で日本側がロシアの経済発展と国民生活の向上に向けて提案したエネルギー協力や中小企業交流などの協力プランの具体化を求めました。
これに対して日本側は、ことし8月、ロシア極東のハバロフスクで両国の中小企業を紹介しあう場を設けることを明らかにしました。
そして、双方が中小企業どうしの交流を着実に進めていくことを確認しました。
北村経済産業政務官は「中小企業の協力拡大は両国にとって経済を成長させていくうえで重要な課題だ。中小企業が進出しやすいよう支援することが大事だ」と話しています。
一方、日ロのビジネス交流のロシア側の窓口となっているレイピック氏は「両国の経済協力は定着している。交流をテンポよく行っていくことが非常に重要だ」と話しています。