米仏加の首脳 テロ対策とIS壊滅で協力確認

米仏加の首脳 テロ対策とIS壊滅で協力確認
アメリカ南部フロリダ州で起きた銃の乱射事件を受けて、オバマ大統領はフランスのオランド大統領やカナダのトルドー首相と電話で会談し、テロ対策や過激派組織IS=イスラミックステートの壊滅に協力して取り組んでいく方針を確認しました。
アメリカ南部フロリダ州のナイトクラブで12日に起きた銃の乱射事件では、49人が死亡、53人がけがをし、捜査当局は容疑者の男が過激な思想に感化された経緯や動機の解明を急いでいます。
また、フランスでは13日に警察官などが男に殺害され、テロと断定されたほか、カナダでは、カナダ人の男性がフィリピンでイスラム過激派組織アブサヤフに殺害されたとみられています。
アメリカのオバマ大統領は14日、フランスのオランド大統領やカナダのトルドー首相と相次いで電話で会談しました。ホワイトハウスによりますと、この中でオバマ大統領は、両首脳に哀悼の意を伝えたうえで、テロ対策やISの壊滅に協力して取り組んでいく方針を確認したということです。
このあとオバマ大統領は、ホワイトハウスの庭園で議会の幹部などを前に演説し、銃乱射事件に触れ「困難なときこそ人種や宗教などにかかわらず、われわれはみんなアメリカ人だということを思い出すことが大事だ」と述べ、団結することが重要だと訴えました。