自分自身にストイック!戦略コンサルタントShinさんにインタビュー

   

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自称聞き上手のかずのこがインタビューを行います!

僕は聞き役の才が困るくらいありすぎて、相手の隠れた良いところ、主張を引き出すことができます。その能力を活かしてインタビュー記事を作っちゃおうという企画でございます。

参考に、こちらの記事をご覧ください。

 

非の打ちどころがない無敵仕事人間。僕はShinさんに対してそんなイメージを持っていました。

仕事をドロップアウトし、現在も社会に出て働くことのない僕とは正反対の位置にいる存在。でも実際は、全くそんなことはなかったのだ!

彼も人生に悩むひとりの人間で、一見完璧なようにも感じるそれは数々の苦難とハングリー精神で培われた実力だった!

今回はそんなShinさんにインタビューした内容を一部始終お届けします。

最後にはShinさんから読んでくれた皆さんにメッセージがあります!

※文脈を分かりやすいように編集している場合があります。

 

インタビューのお相手:Shinさん(戦略コンサルタント,ブロガー)

ブログ『Outward Matrix』を運営。始められて半年に満たないにもかかわらず、読者人気が高く、数々のメディアからも声がかかるほどに有名な存在となった。戦略コンサルタントとしての仕事観,英語,書籍など社会人として役立つ情報を発信している。

インタビュー開始

Shinさんとは初の会話です。きっと強そうでゴリッゴリの声帯してるんだろうな・・・と恐れていましたが、思っていたよりも優しそうな雰囲気を纏っておいででした。サークルや会社の先輩にいそうな感じ。

かずのこ
よろしくお願いします!失礼ですけど思っていたよりも優しい声をしていらっしゃいますね。
Shin
よろしくお願いします。ほんとは優しいタイプなんですけど、ブログだと恐い感じに見られちゃってるんで心外です(笑)
かずのこ
実は僕も、Shinさんってゴリゴリの完璧無敵超人なんじゃないかなってずっと緊張していました。
Shin
僕はどっちかというと親しみやすい方ですよー!楽しくおしゃべりしましょう!
かずのこ
はい!
((ゴリゴリしてなくて良かった・・・))

 

 

Shinさんに出鼻をくじかれる

Shin
かずのこさんは最初に入られた会社はどんなところだったんですか?

 

不意打ちキタ(笑)まさかの逆インタビュー!

僕がしていた仕事と、行けなくなったいきさつを軽く伝える。人間関係ではなく、芯からの引きこもり性質だったこと、人との関わりはむしろ好きであることとかね。

Shinさん的にはこの記事が気にいっておられるようで。うれしい。
地元で友達作ろうと思ったらマルチ商法に引っかかりそうになった話

さて、出鼻をくじかれたのが悔しかったので、マルチの話もそこそこに話題をShinさんの方へ強引に持っていくことにしたのだった。

 

Shinさんはほんとに仕事にストイックな人間なの?

Shinさんのブログ『Outward Matrix』を読んでいると、やはり戦略コンサルタントとして仕事に対しストイックな部分が強く見える。それもダラダラ仕事を続けることを嫌い、真に活躍できる人間を賛美するものだ。

であるからこそ多くの人に読まれているのだとも思うが、人間はそこまで仕事一筋になれるのだろうか?親の脛かじりを絵に描いたような僕にはそれが自然に生まれたものとは思えなかった。

かずのこ
Shinさんは仕事にストイックなイメージがあるんですが、実際もそうなんでしょうか?  
Shin
そうですねー。でも、僕は本来弱い側の人間なんですよ、本当は。仕事で一回すごい辛い時期があって、もうあの時はほぼうつ病だっただろうなって思います。

 

「仕事で辛い時期」というのは以下の記事で語られている。仕事に悩む人たちにぜひ見てほしい。
今までで一番つらかった仕事の話

僕がShinさんに初めて親近感が湧いた記事でもある。それまでは本当に輝かしい社会人生活をおくっている無敵超人だと思っていた。でもこの記事を読んでいただけたら分かる通り、Shinさんは一番辛い時期を乗り越えられたからこそ今がある。「どうせちやほやされてる仕事人間には無職の気持ちなんて分からないよ」なんて思うのは実に見当違いな話だ。

 

Shin
こういう経験もあるので基本みんな仕事を頑張るべきだと強く思ってはいますが、頑張った結果どうしてもダメだったり、病院にかかることになってしまったという人に「死ぬほど頑張れ」と強制する気は全くないです。
むしろそういう気持ちはよく分かるので、うまくいってほしいなと応援する気持ちでいます。
かずのこ
そうなんですね。ちょっとホッとしました
Shin
逆に、ちゃんと仕事をしていてちょっと辛いなってときに、有名フリーランサーに感化されたから仕事辞めちゃおう!という人は止めたいと思いますね。家族もいて仕事もあってという人は、今の仕事の方を頑張った方が絶対に幸せになれるよと言いたいです。

 

Shinさんの強みは辛いことを乗り越えた経験。僕のようなニートとの違いは仕事においてその経験があったかどうかだけだった。それがあるからこそ、辛いことから簡単に逃げてしまえる現代の風潮を憂いているようだった。

 

辛い時期をなぜ諦めずに乗り越えられたの?

先ほどもあった仕事での辛い時期。僕なら途中で諦めてしまうかもしれないと思う。Shinさんはそのときに強く思っていたことを教えてくれた。

 

かずのこ
諦めようとは思わなかったですか?
Shin
そうですね・・・僕ね、諦めるのがキライなんですよ。プロジェクトとかも最低評価で終わる中で、「そこで終わり!」ということにはしたくなかったんです。そこで転職しようにも今より良い待遇は見つからないと思っていたし、誰よりも活躍しようと思って入った会社なのに、こんなことでダメになるのは嫌だと思ってましたね。
かずのこ
もう最初から絶対に辞めないと思ってたということですか?
Shin
それはないですね。手段として辞めるのは一つの選択肢としてあったし。辞めないというか、逃げない!って感じですかね。

 

自分に厳しくてストイックだから追い込んだのかと思ったけど、本人は自分のために逃げなかったとのこと。つまり、逃げないことが最良の選択だったということだろうか。

諦めない力をグリットというらしい。それについてもなるほどな記事を書いていらっしゃるので、ぜひどうぞ。
唯一の成功要素「グリット」を鍛えるための方法を本気で考えてみる

 

ブログ『Outward Matrix』について

ブログ上でのターゲット読者層について

Shinさんのブログは一目瞭然で「仕事」に重きを置かれている。しかし、自分の書く記事がすべての人に合う内容というわけではないという。

Shin
そもそものターゲットが社会人ということにはなっているんですけど、気持ちとしてはさっき言ったような「頑張ったけど諦めざるを得なかった人」に対して幸せになってほしいという想いもあるんです。
でも、僕はその立場に立っていないし、発達障害やうつ病について詳しいわけでもないので、そういう人たちに寄り添うことができないんです。だからそういう人たちに向けた記事も書くことができない。だからターゲットから外させてもらってます。
かずのこ
万人に向けてっていうのは難しいですよね。
Shin
ブロガーにも運営している本人がうつ病などを患っているということもあるし、その中でも素晴らしい記事を書いている人がいるので、そちらに任せようと思いますね。

 

中途半端に分かったつもりで意見発信はできない、とShinさんは仰った。この考えこそ所謂「頑張ったけど諦めざるを得なかった人」に対して敬意を払っている証拠だと感じる。良い意味でターゲットから外しているのだ。

 

仕事で忙しいのにどうしてブログを更新し続けられるの?

Shinさんは毎日夜遅く日を跨ぐまで働き、時には帰るのが明け方近くになることもしょっちゅうだという。そんな多忙なのに、どうしてブログを毎日更新し続けられるのか・・・?そう、あれだけの濃密さで毎日更新なのだ!とてもじゃないが考えられない。

かずのこ
Shinさんってかなり多忙な中ブログを更新されてますよね?どうしてそこまでできるのでしょうか。
Shin
まぁやっぱり単純に面白いですよね。自分の話がこんなたくさんの人に聞いてもらえるって。
かずのこ
ははぁ~。そりゃたくさんの人が見てるしなぁ。
Shin
本にも載ったりするし。
かずのこ
ホントすごい。結果が出るのも大分早かったですね。
それでもブログは趣味って感じですか?
Shin
そうですね、そっちに近いです。ブログでご飯を食べようとは思わないし。

 

単純にたくさんの人に見てもらえるから。それがどれだけ忙しくてもブログを毎日更新にできる理由だそうだ。

月何万と読まれ、多くの人に称賛されながらもブログはあくまで趣味!本業は今の仕事なのだという主張はとても格好良いと思った。

 

Shinさんからのアドバイス

「上手くいく人」と「上手くいかない人」の違い

Shinさんはインタビューの合間に、僕にアドバイスもしてくれた。まさか自分宛てに助言がくるなどとは思っていなかったのでビックリ!個人に向けての内容なのでところどころはしょるが、端的に言えば「上手くいく人」と「上手くいかない人」の違いだ。

 

Shin
違いといっても色々あるんですけど、結局のところ「やるかやらないか」という話なんですよ。頭の悪い回答ですけど。
かずのこ
なるほど~。ちょっと分かります。
Shin
やらない人はやっぱり言い訳しかしないんですね。「時間がない」とか「自分にはできない」とかね。そういう人たちに共通する資質って何かというと、「素直じゃない」ってことなんです。
かずのこ
やらない人は「素直じゃない」ですか。
Shin
はい、プライドが高かったり、上手くいかなかったらどうしようと思ったりね。だからチャンスがあれば、自分の考えをそこまで出さずに素直にアドバイスに従える人が強いと思いますね・・・。

 

誰からアドバイスを貰うかを選ぶことも重要で、さらにその人の言葉を信用して素直に動けるか。「それが上手くいく人」への第一歩ということかもしれない。

「自分の主張を出さずして上手くいくなんて思うな!」と言う人は典型的な「上手くいかない人」なんだろうね。自分ひとりでどうにもならないから人の助けを借りることは悪ではない。もっと人を頼ろうと、そう思った。

他にも色々アドバイスを頂いたが、どれもとても心に響いた。インタビューしてよかった!と僕が思うのは少し違う気もするが、これがShinさんの魅力なんだなぁとも考える。言葉のひとつひとつがとても素直なのだ。素直だからこそ、言葉に想いが乗せられるし、感化されてファンも増える。

 

お悩み相談コーナーやめちゃったの?

Shinさんは以前スカイプでの相談を30分50円で募集していた。現在は好評すぎて捌ききれずに中止と相成ったが。好評だったのも分かる。まさにコンサルタントとして申し分ないアドバイスの的確さ、相手に対する思いやりなど、文句なしに人として尊敬できるからだ。

 

かずのこ
今回お話させていただけてホントに幸運でした。これは皆受けたがるのも分かりますよ。
Shin
ありがとうございます。「僕って本当は恐くないんだよ~」ということを分かってもらうためにもやってましたけどね(笑)
かずのこ
よっぽどそのイメージ取り払いたいんだな・・・。

 

Shinさんのプライベート♡

休みの日はどう過ごしているの?

かずのこ
勝手なイメージですけど、Shinさんは休みの日だろうと自分の糧にするための努力をしていそうだと思っています。ストイックに。
Shin
そんなことないですよ(笑)
土日の内の1日は奥さんと過ごしたりと好きなことしてますよ。もう1日は仕事して勉強してと言う感じですかね。
かずのこ
けっきょく努力してるやん・・・

 

やはりShinさんは根っからの努力型人間。どんな困難でも鍛え上げた努力筋でねじ伏せるのだろう。ゴリゴリなのは間違いじゃなかった。

 

奥さんのどんなところに惹かれたの?

Shinさんの奥さんとの馴れ初めを聞いてみた。なんでも馴れ初めは友人たちとの飲み会の場で、Shinさんの一目惚れだったようだ。なんとも意外!

Shin
僕もともと初対面の女の子に声かけるような性格じゃなかったんですよ。どっちかというと根暗なタイプなので(笑)
でも友人との飲み会に遅れて入ってきた人がすっげぇかわいくて。
かずのこ
で一目惚れと。
Shin
ですねー。速攻でそばに行って、連絡先聞いて、デートに持ち込みました。
かずのこ
いやめっちゃ積極的じゃないですか(笑)
Shin
僕は仕事でもそうなんですけど、心が動けば後はどうとでもなるんですよ。行くべきと思ったら行くだけと思える。僕の良いところといえるかもしれないですね。

 

Shinさんは『ゼロ秒思考』を長く実践してきているので、これと思ったらすぐに最良の選択をして行動することができる。こんなところでもその判断力は凄まじい力を発揮していた。女性を好きになるのは余程のことだというShinさんは、狙った獲物は決して逃がさないのだ!

とまあ、『ゼロ秒思考』はチャンスを逃さないという意味でも間違いなく人生の助けになる。僕も本を買って実践してみよう。
ゼロ秒思考が実際の成果に繋がる理由を解説する

Shinさんのような男性をゲットしたい女性は、飲み会に遅れてやってくるといいぞ!!!ちなみに歴史上の人物も使った手法で大いに効果アリだ!!!

 

Shinさんの裏側を暴きたかった

性癖はヤバイらしい

かずのこ
Shinさん、なんか良いところばかり聞いちゃったので、ちょっとくらい不真面目なとこも教えてください。あるでしょ?
Shin
いいっすよ~。まず僕は結構なオタクですね。アニメも好きだし、ラノベも好きだし、あとエ〇マンガも好きだし・・・。性癖もすごいと思います。
かずのこ
おー!ちなみに性癖はブログに載せられる範囲ですか?
Shin
性癖はたぶん載せられない範囲だと思います(笑)
奥さんくらいにしか言えてないですね。
かずのこ
そうなんですか(笑)
でも奥さんには受け入れられてるレベルなんですね?
Shin
奥さんは受け入れて~・・・ないんですけどね。
かずのこ
(爆笑)

 

ちなみに奥さん曰く、「ゼッタイに無理」らしい。どんな性癖だろうね?みんなで想像してみようね。

 

本当は面白いことも書きたい

本当はブログに色々書きたいShinさん。だがしかし、そうできないのには理由があった。

Shin
僕のブログがクリーンなのには理由があるんですけど・・・実は奥さんのご両親がブログを見てくださっているんですよね。だから下ネタ厳禁なんです。
かずのこ
ああ~それは・・・困る!(笑)
Shin
僕の両親とかならいいですけどね、だって娘の旦那が「おっぱい大好き」とか言ってるのちょっとイヤじゃないですか。

 

奥さんのご両親がこのインタビュー記事を見ることはないと思ったので、「おっぱい大好き」の文字を入れさせていただく。Shinさんのブログがもし好き放題言えたなら、書籍化などの話は遅れていただろうことは間違いないね!

 

厨二病?

Shinさんは自称厨二病患者らしい。BLEACHや西尾維新作品が好きで、ネーミングセンスがどことなく厨二病っぽいコンサルティグファームのことを気に入っているのだそう。

コンサルタントになった理由は「コンサルティングファームって、カッコいい名前のところが多いから」だったそうな。マジかよ!

Shinさんがもし自分でコサルティングファームを立ち上げることになったとしたら、ファーム名は『Outward Matrix』がいいそうです。納得。
ぼくの厨二病を形成した懐かしの漫画やラノベ、コンサルファームを紹介しようか

ちなみに僕が一番好きな漫画の技名は「勇者の剣(クサカベ)」です。

 

最後に

Shinさんがコンサルタントにかける情熱

コンサルタントは人を相手にする仕事だ。だからお金を払っていただいてる分努力はするけど、どうしても合わない人はいるもの。そんな中で、Shinさんはコンサルタントとしてどんな人と一緒に仕事をしたいか、どんなコンサルタントになりたいかを語ってくれた。

Shin
金払ってるんだから死ぬほど仕事しろよっていう人がいるんですけど、そう言われるとこっちとしてはやる気が出なくなりますよね。逆に、大変なので力を貸してください、一緒に頑張りましょうってお客さんの方が良いですね。
かずのこ
仕事の成果とかにも影響してきますか?
Shin
極力しないようにはしますけどね。ただ最近は、お客さんだったり、海外のコンサルタントだったりっていう人と、ある意味仕事を超えた関係にならないといけないかなって思います。
かずのこ
仕事を超えた関係ですか。
Shin
金払ってやってるってなると、どうしても関係が浅くなっちゃうんですよ。
すごく昭和な感じですけど、一緒に食べに行ったり飲みに行ったりとかして、相手個人のことを知って、それぞれが何をしたいのかを理解することが会社の総体系を理解することになるんですね。僕はそういうことができるコンサルタントになりたいと思っています。
かずのこ
それは、すごい・・・素晴らしいと思います!

 

例え職種を選んだ理由がファーム名だからとはいえ、Shinさんは今の仕事を愛し、どうすればよくなるか、自分を成長させてくれるかを考えている。

好きな仕事をするよりも、もっと大事なのは仕事を好きになることだと身を以て体現している。

これはかなわないなぁと思った。

 

Shinさんからのメッセージ

Shinさんから読者に対してのメッセージをいただきました。

Shin
何か分からないことがあったら、Twitterなどで質問していただけたら僕も一生懸命考えますよ。皆さんと仲良くなりたいと思うので、話しかけてください!

 

通話していた1時間、本当に色んなことを話してもらった。それにとても親しみやすい人だとも思った。Shinさんは仕事を味方に付けている。その結果、多くの幸せが舞い込むことになったのだ。

「もしも」はないけど、あのとき仕事を諦めて逃げてしまえば、今の幸せは何一つ掴めなかったかもしれない。今こうして大きな評価を受けていることは、諦めず頑張り続けていることへのご褒美だからだと声を大にして言えるだろう。

 

かずのこ
濃い話をたくさん聞けました!Shinさん、インタビューを受けてくださって本当にありがとうございました!
Shin
こちらこそありがとうございました!

 

Shinさんのブログはこちら『Outward Matrix

最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

以上、かずのこでした。

 

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