「帰れコール」の嵐で、ペテン総理が立ち往生&「(改憲は)自民党結党の精神。選挙で争点とすることは考えていない」けど「次の国会から改憲議論」(安倍晋三)&党首討論会で小沢一郎に一喝された社会学者・古市憲寿のゲスっぷり。
沖縄県民大会に6万人が結集。政治的という理由で自民、公明は不参加。沖縄における女性強姦殺人事件そのものが極めて政治的マターであるはずなのに、このひとたちはどのツラ下げて「県民の心に寄り添う」なんて事を口にできるのだろう。
そんな沖縄のことなんか頭の片隅にもないであろうペテン総理は、参議院選挙公示直前の日曜に吉祥寺で街頭演説するも、「帰れコール」が湧き起こり立往生したとか。しかも、そんな市民の声に対して、
「私は子供の時、お母さんからあまり他人(ひと)の悪口を言ってはいけない。こう言われましたが、あまり野党のことを批判したくありませんが、分かりやすくするために少し批判させてください。私は今、批判され・・・批判ばっかりしていると・・・(この会場には)妨害ばっかりしてばっかり人がいますが、みなさん、こういうことは止めましょうね、恥ずかしいですから」(ブログ「晴天とら日和」さんより引用)
って喚き散らしたそうだ。国会では「日教組、日教組」とか「早く質問しろよ」とか、NHKが言うところの「自席発言」という野次を盛んに飛ばしてるくせに、天に唾するのもいい加減にしろってなもんです。それにしても、「お母さん」ときちゃいますか。還暦超えた男が公的な立場で発する言葉じゃござんせん。ブログ「晴天のとら日和」さんも指摘していたが、せめて「母」と言うのが大人の男ってもんだろう。
それはともかく、「帰れコール」はズシンと響いたようで、その後に予定していた有楽町での演説をキャンセル。有楽町では野党統一の大街宣があって大いに盛り上がっていたいたから、さすがにその後にノコノコ顔出すことはできなかったんだろう。さらに、今日予定していた北海道遊説も取り止めだとか。さすが、チキンだな、ペテン総理は。
でもって、夜にはニコニコ動画の党首討論会に出席したペテン総理は、「(改憲は)自民党結党の精神。選挙で争点とすることは必ずしも考えていない」けど「参議院の結果を受け、どの条文を変えていくか、条文の中身をどのように変えていくかについて、議論を進めていきたい。次の国会から憲法審査会を動かしていきたい」なんてことをほざいてくれちゃってます。
つまり、「改憲は自民党の党是だから、争点にしなくても自民党が選挙に勝てばもれなく改憲がついてくるんだぜ」って言ってるわけだ。選挙公約でも一番最後におまけ程度にわずか6行で「改憲」に触れているだけで、大手メディアでは「経済、経済」って言っておきながら、ニコニコ動画みたいな身内のメディアではこうした踏み込んだ「改憲」の発言をする。これは、明らかに詐欺ですね。
しかし、「自民党の党是だから、争点にする必要はない」って発言は、選挙で勝つことは白紙委任されたことって言ってるようなものだろうに、こういうレトリックになんで新聞・TVは鈍感なんだろうね。やっぱり、来月の参議院選挙で「改憲」目論む勢力を勝たせたら、この国はとんでもないことになりますよ。
・安倍首相「次の国会から改憲議論」 参院選後 具体的に条文審査
最後に、この討論会の司会は、このところつとに御用学者ぶりが板についてきた社会学者の古市憲寿君が務めていたんだが、なんとまあオザワンに向かって「僕は小沢さんが再婚相手が見つかったか、聞いてみたいんですが」って質問したってね。さすがにこの質問にオザワンはムッとしたようで、古市君はおざなりな釈明したようだが、これがまたオザワンの怒りに火をつけちゃって、「お詫びするならお詫びするで、きちんとしなさい。そんな言い草ないでしょう」と一括されたってね。
・古市憲寿氏、小沢一郎氏を激怒させる「再婚相手は見つかった?」 ネット党首討論中に質問
政治家はもとより、その周辺の学者や評論家ってのもどんどん劣化してるんだね。社会性の欠如って言ってもいいかもしれない。こんなひとたちが、上から目線で新聞・TVで説教たれたりしてるんだもの、そりゃあヤングな諸君が大人を見限りたくなるのもわかろうというものだ。
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コメント
吉祥寺って「成蹊学園」があるところです。
晋三君にとっては「お母さん」に手を引かれ小学校入学から16年間通い少年・青春期を過ごした街ですね。
そんな第二の地元みたいな街で「帰れ!」コールを受けるとは・・・・
そりゃあ、その後の予定キャンセルしたくもなるわな。
しかし
改憲は「争点にする必要はない」というニュースを今朝聞き、我が家では夫婦そろって「エッ!なにそれ!」と絶句でした。
投稿: こなつ | 2016年6月20日 (月) 10時28分