難民ではないのに難民だと言う悪い人がいる
[06月20日 17時00分]
自分の国で戦争や政治などの問題があったためほかの国に逃げる人たちを「難民」と言います。
日本に逃げてきた難民は、まず入国管理局に書類を出して自分は難民だと言います。入国管理局はいろいろ調べて、結果を知らせます。結果が確かに難民だという「難民認定」だったら、日本で生活できます。
入国管理局によると、自分は難民だと言う外国人は最近とても増えていて、去年は今まででいちばん多い7586人が書類を出しました。
しかし、難民ではないのに書類を何回も出して、日本で仕事をしようとする外国人が増えてきました。日本では、結果が来るまで日本にいることができるし、書類を出して6か月過ぎたら働くこともできるためです。
入国管理局は、去年9月に「何回も書類を出して理由を前と同じにした人は働いてはいけない」「難民ではない理由の人は日本にいることができない」などと決めて厳しくしました。このため、日本にいることができなくなった人や働くことができなくなった人は約半年で163人いました。
入国管理局は「何回も書類を出す人の中には悪い人もいるので十分に調べます」と言っています。