蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【首都スポ】関東大学女子バスケ 東京医療保健大が初優勝 関東大学選手権に続き姉妹V2016年6月20日 紙面から
◇東京医療保健大86−72早大第6回関東大学女子バスケットボール新人戦(東京中日スポーツ・東京新聞後援)は19日、東京都世田谷区の日本女子体大で決勝を行い、東京医療保健大が86−72で早大を破って初優勝。同じ顔合わせの決勝だった3年前の雪辱を果たした。東京医療保健大は、5月の関東大学女子選手権に続く姉妹Vで今季2冠目。最優秀選手賞には若原愛美(2年・桜花学園)が選ばれた。早大は2年連続優勝を逃した。3位には江戸川大が入った。 試合終了のブザーとともに、緑のユニホームをまとった東京医療保健大の選手たちが両腕を高く掲げた。コートサイドから3、4年生が満面の笑みで走り寄り、たちまち歓喜の輪ができる。公式戦で初めて早大を破り、頂点に立った。 「絶対勝ちたかったのですごくうれしいです。早稲田に同世代のタレントがそろっているのも知っていたので、絶対に負けたくないと思っていました」。ゴール下を支えて18得点、10リバウンドを記録した藤本愛妃(1年・桜花学園)が頬を紅潮させた。高校時代に無名の選手が多い医療保健大にとって、年代別日本代表経験者が多い早大を倒すのは悲願だった。 しかも、今年の早大のタレントレベルは例年に比べてもずばぬけていた。1年生だけでも中田珠未(明星)、中村美羽(昭和学院)、細貝野乃花(聖カタリナ)、渋谷咲月(大阪薫英)というU−18日本代表経験者4人がそろう。2年生や他の1年生のレベルも高く、今大会はここまで全試合で30点差以上をつけ、勝ち上がっていた。対戦校は、高校時代から全国区の選手が集まるラインアップに戦う前からのまれているような状態だった。 だが、医療保健大は違った。「気持ちで負けるつもりはありませんでした。バスケットは個々ではなくチームが戦うんです」と、身をていしてチームを引っ張った2年の若原は胸を張った。頻繁な選手交代で選手たちの体力消耗を抑えた恩塚亨監督のクレバーな采配も功を奏し、長時間出場していた早大主力の動きが鈍った第3クオーター(Q)からじわじわとリード。第4Q中盤からは2ケタ差をつけ、勝ちきった。 「点差がついても競っている気持ちで、油断はなかったです」と、両チームを通じて最多の20得点を記録した岡田英里(1年・明秀日立)は目尻を下げた。5月の関東大学女子選手権に続いて新人戦も制し「姉妹女王」となった医療保健大は、ここから黄金時代に入りそうだ。 (藤本敏和) ◇ 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」面がトーチュウに誕生。連日、最終面で展開中 PR情報
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