蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【ゴルフ】みなみ、逆転V逸…2位で大泣き2016年6月20日 紙面から
◇ニチレイレディス<最終日>▽19日、千葉市若葉区・袖ヶ浦CC新袖C(6569ヤード、パー72)▽曇り、27・6度、西北西2・4メートル▽賞金総額8000万円、優勝1440万円▽53選手(うちアマ3人)▽観衆6298人 みなみちゃん、逆転V逸に大泣き! 史上初のアマ2勝目を目指し、前日単独首位に立った勝みなみ(17)=鹿児島高3年=は4バーディー、5ボギー73とスコアを落とし通算9アンダー、優勝と3打差の単独2位。プロ転向もお預けとなった。2打差3位からスタートの申ジエ(韓国)が5バーディー1ボギーの68で回り、12アンダーで5月のほけんの窓口レディース以来の今季2勝目、日本ツアー通算14勝目を飾った。8アンダー3位にイ・ボミ(韓国)、渡辺彩香(22)=大東建託、西山ゆかり(34)=アマダホールディングス=が入った。 最終18番をバーディーで締め、気丈に笑顔をみせてホールアウトした勝みなみだった。が、表彰式のスピーチでニチレイの大谷邦夫社長に「今大会を盛り上げてくれた勝さん、優勝はできなかったけれど、いつか申ジエさんみたいに3連覇をするような選手になってください」と語りかけられると、涙腺が一気に決壊した。タオルで覆っても悔し涙は止まらなかった。 「悔しいです」。2014年4月バンテリンレディス以来のプロ競技2勝目に王手をかけていた。緊張も感じながらの、自身初の最終日単独首位スタート。「1番でバーディー取れたときには『まだ流れは来ている』と思ったけど…。優勝という2文字がずっと先走って、全然体がそれについていかなくて」。5番でガードバンカーからボギーを献上すると、悪循環にはまった。6、7番と3連続ボギーの後、9番でもバンカーからボギー。あっという間に優勝は遠のいた。 10番からは気持ちを切り替えた。「今度ベスト5に入ったらスマホを買い替えてくれるって母と約束してたし、それだけは確保したい」。後半は3バーディー、1ボギーにまとめたが、スコアを提出するとまた悔しさがこみ上げたのだった。 「できるだけ早くプロになりたい。だから今回がチャンスだと思っていた。本当は一昨年の夏からそう思っていた」と初めて明かした勝。バンテリンレディス優勝時にプロ転向しておけばよかった、と後悔した時期もあったという。 「だけど、日本ジュニア、日本女子アマ、日本女子オープンのローアマと“3冠”も取れたから。それに今、アマチュアで2勝目達成したら史上初って。それも良かったかなと思っています」 いつでも本音トークが魅力のみなみちゃん。この涙の敗戦が、ギャラリーの応援熱を上げることになりそうだ。 (月橋文美) PR情報
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