郷ひろみ、全国ツアー　埼玉・越谷からスタート　

　歌手の郷ひろみ（６０）が１９日、埼玉県越谷市の越谷サンシティホールで、全国ツアー「ＮＥＷ　ＷＯＲＬＤ」の初日公演を行った。毎年恒例のツアーで、１０月１０日の福岡サンパレスホテル＆ホール公演まで、全国約５０カ所を回る。

　女性ファン１６００人が総立ちの声援を送り、ステージは「Ｓｈａｋｅ　Ｙｏｕｒｓｅｌｆ」からスタート。ツアー名を体現するように、おなじみの「お嫁サンバ」「２億４千万の瞳」などのヒット曲を新しいアレンジで披露。１０１枚目のニューシングルとなる大黒摩季提供の「ＩＲＲＥＧＵＬＡＲ」も初披露するなど、新生郷ひろみを随所でアピールした。

　ギラギラと輝くシルバーのコスチュームなどで魅せた郷は「毎年、ツアーのたびに胸の高鳴りが増していくよう」と感無量の様子であいさつ。ラストの「ＧＯＬＤＦＩＮＧＥＲ９９年」まで全２０曲。鍛え上げたボディーを駆使したダンスも交え、熱く歌いまくった。

　また、開演前に取材に応じた郷は、元妻の二谷友里恵さん（５１）の母・白川由美さんの訃報に「心よりお悔やみを申し上げたい。ある時はわが子のようにかわいがってもらいました。振り返ると、いい思い出ばかり」と涙ながらに語った。

　葬儀には参列しなかった。「手を合わせに行かないのが向こう（二谷）サイドへの心配りだと思い、控えました。遠くから手を合わせました」。友里恵さんとの離婚後も白川さんは自宅に郷の写真を飾っていたという。「目の届くところに飾っていてくれたと伝え聞きました。感謝の思いしかありません」と無念そうに話した。