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【芸能・社会】

近藤晃央「ただいま名古屋」 故郷でツアーファイナル

2016年6月20日 紙面から

ツアーファイナルを迎えた地元・名古屋で熱唱する近藤晃央=名古屋市千種区のボトムラインで

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 愛知県出身のシンガー・ソングライター近藤晃央(あきひさ、29)が19日、地元・名古屋市のライブハウス「ボトムライン」で、3年ぶりのアルバム「アイリー」を引っ提げたワンマンライブツアー(4都市4公演)のファイナルを迎えた。

 「この日を楽しみにしてきました。ただいま、名古屋!!」と、会場を埋めるファン500人に呼びかけた近藤。

 アルバムタイトルは、レゲエ用語で「喜び」の意味。「いろんな『うれしさ』や『楽しさ』が詰まっていますが、角度が全部違う。アトラクションでいえばメルヘンとホラー。異なる世界を混在させるアトラクションのようなライブにしたくて、ツアーのキーワードは『テーマパーク』にしました」と説明した。

 王道のラブソング「らへん」「恋文」や、姉の披露宴のために書き下ろした「六月三日」などをしっとり聴かせる一方、めいっ子との会話の中から生まれた初の子ども向けソング「なんのおと?」では、歌詞に登場しない擬音語をファンから募集し、即興で歌って大いに盛り上げた。

 デビューから3年半、見つめ直した自分「I」への返信「Re:」という意味もアルバムタイトルに込められている。最後に「心情呼吸」を歌う際、近藤は同曲に込めた思いと、今後の自分への決意を力強く語った。

 「ソロの歌手は孤独な生き物なんだと感じて、ふと辞めた方がいいと思ったこともありました。けど『うれしい』を目指すからこそ『悲しい』がある。今の自分なら、その答えを導くことができます。近藤晃央、すげーいいアルバムができたと自信を持って伝えるために全国回って、みんなに会いたかったから、アルバムを出しました。これからもこの気持ちを信じていきます」

 8月6日に30歳の誕生日を迎え、同21日から全国4都市のカフェを回るツアーを行う。開演前の取材の際、近藤は30代の目標について「中日ファンとして、ナゴヤドームで始球式をやりたいし、応援ソングも作りたい」としたうえで、「あとは結婚ですかね」と苦笑していた。

 

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