蹴球探訪
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【プロ野球】ソフトバンク城所、初満塁弾! 交流戦MVP間違いなし2016年6月20日 紙面から ◇ソフトバンク8−4阪神
日本生命セ・パ交流戦は19日、ソフトバンクが阪神に8−4で勝ち、13勝4敗1分けで2年連続6度目の最高勝率チームに決まった。賞金500万円が贈られる。また、パ・リーグが既に通算成績で7年連続の勝ち越しを決めているため、勝ち越したリーグの6球団に順位に応じて割り振られる賞金として1000万円も獲得した。ソフトバンクは優勝チームを決めていた2008、09、11、13年に優勝している。交流戦は昨季から各カードが2年を掛けてホームとビジターで対戦する方式に変更。今季は20日の阪神−オリックス(甲子園)、DeNA−日本ハム(横浜)で終了する。 ◇ 交流戦で大ブレークしたプロ13年目、30歳の一振りが、ソフトバンクの2年連続の交流戦最高勝率を決めた。5回、今宮の押し出し四球で先制した直後の2死満塁。城所は冷静だった。押し出し四球で1点を先制した直後の打席で3ボール1ストライクとなり、「また押し出しは嫌な場面」と阪神・岩貞の直球を狙い打った。右翼席へ自身初の満塁本塁打。「奇跡!」。一塁を回ったところで右手を挙げた城所は、歓喜を短い言葉で表した。 昨季までシーズン1本塁打だったのが、7日のDeNA戦から右翼で先発に定着すると、12日には2打席連発など交流戦だけで5本塁打。打率4割1分5厘で首位打者をほぼ確定させ、最優秀選手(MVP=賞金200万円)の最有力候補に躍り出た。「一試合一試合、自分の力を出し切ることだけ意識した。(阪神3連戦の前に交流戦の)首位打者の可能性があると知って初めて重圧を感じた」。それでもこの日は「勝つしかない試合。何が何でもチームに貢献しよう」と気持ちを切り替えたという。 工藤監督は城所について「練習に行くと(他の選手は休日でも)必ず彼の姿があった。野球の神様は見てくれていると思った」と、ひたむきな努力をたたえた。数年前からボールを呼び込み、強く振る打撃に取り組んでいた。今季は「スピードを増してパワーにつなげる」(城所)と体重を6キロ絞り、バットを短く持っても振りは鋭さを増した。 チームはセ全6球団に負け越さずに貯金は今季最多の27。「選手が集中力を切らさず戦った」と目を細める工藤監督は「3連覇という目標もあるが、まずは3連戦を勝ち越すこと」と、いつもと変わらぬ言葉を残した。 PR情報
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