舛添知事、最後の“出勤日”花束&見送りなし、呼びかけも無視

2016年6月20日16時51分  スポーツ報知
  • 無言で都庁を去った舛添要一都知事

 政治資金私的流用問題などによって21日付で辞職する東京都・舛添要一知事(67)が20日、最後の登庁日を終え、都庁を後にした。21日は公務が予定されていないため、最後の“出勤日”になるものとみられる。

 午後4時4分、集まった約200人の報道陣からの問い掛けにも応じず、舛添氏は公用車に乗り込んだ。2014年2月から2年4か月の在任期間を過ごした仕事場に別れを告げたが、石原慎太郎元知事(83)、猪瀬直樹前知事(69)の際には行われた都職員による見送りはなく、花束贈呈もなかった。幹部7人だけが頭も下げず、言葉も発さずに車が見えなくなるのを見送った。

 約10人の警備員が目を光らせる中、遠巻きに眺めていた約100人の都民には視線も送らなかった。

 舛添氏は15日の都議会閉会日に辞職を表明。退任あいさつは行ったが、記者会見は行わず、ダンマリを決め込んだまま、知事の職を辞することになった。

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