【巨人】由伸監督、“勝利至上”で交流戦5割締め!2位再浮上

2016年6月20日6時0分  スポーツ報知
  • 1回無死一、三塁、阿部の中前適時打で生還した坂本〈6〉を迎える高橋監督

 ◆日本生命セ・パ交流戦 巨人5―1ロッテ(19日・東京ドーム)

 巨人が交流戦ラストゲームを白星で飾り、2位に再浮上した。初回、坂本のタイムリー二塁打で先制。続く長野、阿部と3者連続適時打で3点を挙げ、8回には坂本の適時二塁打などで2点を追加した。由伸監督は不安定ながらも3回1失点と粘投していた高木に3回裏、代打を送るなど、勝利にこだわる采配で交流戦の勝率を5割に戻した。リーグ戦は24日から再開する。

 由伸監督の信念は、最後までブレなかった。勝利至上主義を貫き、交流戦最終戦を白星に導いた。2点リードの7回裏2死一、三塁。7回表から登板していたマシソンを3年ぶりに打席へ送った。目先の追加点より、マシソン2回―沢村1回で逃げ切るゲームプランを優先させた。この回の得点は逸したが、助っ人は「そこまでして信頼してもらった」と8回も主軸を3人で抑え、2イニングを3Kのパーフェクト投球。勝利に徹した決断で難所を乗り越えた。

 百戦錬磨の敵将の誘いにも動じなかった。7回2死三塁から相川が歩かされた。ロッテの伊東監督は7回に圧倒的な投球を見せたマシソンへと代打が送られるように仕向け、8、9回に勝負をかけようとしたが、由伸監督は迷いなく続投を選んだ。「こっちには、こっちの作戦、形があるのでね」。初回に3点を先制して以降、2回からは毎回安打を放ちながら次の1点を奪えない、歯がゆい展開。追加点が欲しい場面だったが、接戦を逃げ切る今季のスタイルを崩さず、粘るロッテを押し切った。

 「勝つために」―。指揮官の一貫した心構えは、序盤の采配にも表れた。2点リードの3回2死一、二塁。3回1失点の高木に代打・ガルシアを告げた。勝利投手の権利を得るまで残り2イニングだったが、直前の3回は3四死球を与えるなど不安定だった。高木の投球、攻撃陣が中盤に追加点を奪えない最近の試合内容に加え、「あしたから(4日間)試合がないので、とにかく全員で、という気持ちだった」。状況を総合的に判断し、情より、眼前の1勝へ最善策を選択。ガルシアは三振に倒れたが、5投手の継投は完璧に機能した。

 試合前から、ブルペン総動員で接戦をもぎ取る構想を描いていた。4回から早めの登板となった田原誠は「3回に(高木に)代打が出たら行く、と言われていたので、気持ちも体もそこに合わせることができた」と感謝した。選手がベストを尽くせるよう、あらゆる局面で手を打ち、ロッテ戦の連敗を5で止めた。

 5連敗もあった交流戦を5割でしのぎ、2位に再浮上。由伸監督は「勝っていて(貯金1の状況で)今日負けて5割になるのと、負けている状況(借金1)から今日勝って5割にしたのとでは、またちょっと違うのかなと思います」と、この日の1勝の価値をかみ締めた。24日のDeNA戦(横浜)から再びリーグ戦に戻る。首位・広島とは6ゲーム差。交流戦白星フィニッシュを勢いにつなげ、カープの背中を追う。(宮脇 央介)

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