本人が強く帰国を希望 「家族と近い場所、自分の慣れている環境で生活する決断」
ハノーファーは19日、クラブの公式サイトで、MF山口蛍(25)のセレッソ大阪復帰を発表した。
1月にハノーファーに移籍した山口だが、負傷の影響もあってブンデスリーガでの出場はわずか6試合にとどまっていた。チームが2部に降格したこともあり、以前から去就が騒がれ、古巣のセレッソ大阪復帰が有力視されていた。
マーティン・バーダーGM(ゼネラルマネジャー)は、公式サイトで次のように述べている。
「ホタルが故郷に帰りたいという希望を我々に伝え、我々はコーチ陣と話し合ったうえで、その希望に応じることにした。日本代表の一員であり、(ブンデスリーガ)2部を戦うクオリティーを持つのは確かだが、彼は日本に戻りたくて仕方なかった」
一方で、ハノーファーは山口自身のコメントも伝えている。
「この冬、自分はハノーファーに最高な形で迎えてもらいました。この素晴らしいチームのためにプレーし、新しいメンタリティーを知ることができたのは楽しかったです。ですが、家族と近い場所、自分の慣れている環境で生活する決断を下しました。ハノーファーの責任者、ファン、スタッフにとても感謝しています」
ドイツ『キッカー』は移籍金について、冬にハノーファーがセレッソ大阪に支払った100万ユーロ(約1億2000万円)と同額程度と報じている。