日韓2つの半跏思惟像 東京国立博物館で特別展
日本と韓国で、それぞれ国宝となっている同じポーズの2つの仏像を並べることで、両国の歴史的なつながりを感じてもらおうという特別展が、21日から東京で開かれます。
展示されるのは、日本と韓国でそれぞれ国宝となっている足を組んで物思いにふける姿の2つの仏像で、いずれも「半跏思惟像」と呼ばれています。
東京・上野の東京国立博物館で21日から特別展が始まるのを前に20日、報道陣に公開されました。
このうち、韓国の国立中央博物館が所蔵する6世紀に作られたと考えられる仏像は冠に細かい装飾が施され、表情もはっきりとほほえんで見えるのが特徴です。
これに対して、奈良県の中宮寺が所蔵する7世紀の飛鳥時代に作られた仏像は装飾が簡素になり、かすかな笑みを浮かべていて、朝鮮半島から伝わったあと、独自の表現が加えられたことがうかがえます。
東京国立博物館の丸山士郎特別展室長は「日本と韓国を代表する仏像が一か所で展示されるのは、今回が国内では初めてです。ぜひ直接ご覧いただき、つながりを感じてほしい」と話していました。
この特別展は、21日から来月10日まで開かれます。
東京・上野の東京国立博物館で21日から特別展が始まるのを前に20日、報道陣に公開されました。
このうち、韓国の国立中央博物館が所蔵する6世紀に作られたと考えられる仏像は冠に細かい装飾が施され、表情もはっきりとほほえんで見えるのが特徴です。
これに対して、奈良県の中宮寺が所蔵する7世紀の飛鳥時代に作られた仏像は装飾が簡素になり、かすかな笑みを浮かべていて、朝鮮半島から伝わったあと、独自の表現が加えられたことがうかがえます。
東京国立博物館の丸山士郎特別展室長は「日本と韓国を代表する仏像が一か所で展示されるのは、今回が国内では初めてです。ぜひ直接ご覧いただき、つながりを感じてほしい」と話していました。
この特別展は、21日から来月10日まで開かれます。