長崎 西海市ストーカー殺人事件 最高裁で弁論
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5年前、長崎県西海市で、ストーカー被害を受けていた女性の母親と祖母が殺害された事件で、1審と2審で死刑を言い渡された男の裁判が最高裁判所で開かれました。弁護側が改めて無罪を主張したのに対し、検察は「死刑判決は妥当だ」と反論しました。
平成23年12月、長崎県西海市の住宅で、ストーカー被害を受けていた女性の母親と祖母が殺害され、無職の筒井郷太被告(31)が殺人などの罪に問われています。
筒井被告は関与を否定しましたが、1審の長崎地方裁判所と2審の福岡高等裁判所は、被告の服や靴に被害者とDNAの型が一致する血痕がついていたことなどから、被告の犯行だとして死刑を言い渡し、被告側が上告していました。
20日、最高裁判所で開かれた弁論で、弁護側は「被告の服に被害者の血がついていたという証拠は警察が偽造した可能性がある。捜査段階の自白は強要されたものだ」として、改めて無罪を主張しました。
一方、検察は「弁護側の主張は具体的な根拠がない。女性を連れ出すために邪魔な者を殺害した理不尽な犯行で、死刑判決は妥当だ」と反論しました。
判決は来月以降に言い渡される見通しです。
筒井被告は関与を否定しましたが、1審の長崎地方裁判所と2審の福岡高等裁判所は、被告の服や靴に被害者とDNAの型が一致する血痕がついていたことなどから、被告の犯行だとして死刑を言い渡し、被告側が上告していました。
20日、最高裁判所で開かれた弁論で、弁護側は「被告の服に被害者の血がついていたという証拠は警察が偽造した可能性がある。捜査段階の自白は強要されたものだ」として、改めて無罪を主張しました。
一方、検察は「弁護側の主張は具体的な根拠がない。女性を連れ出すために邪魔な者を殺害した理不尽な犯行で、死刑判決は妥当だ」と反論しました。
判決は来月以降に言い渡される見通しです。