中国の領海侵入で自衛隊出動示唆

政府「必要な行動取る」と伝達

画像中国海軍のフリゲート艦(防衛省統合幕僚監部提供) 政府が、中国海軍のフリゲート艦による沖縄県・尖閣諸島周辺の接続水域航行について、中国側に抗議した際、領海に侵入した場合は「必要な行動を取る」と伝達していたことが分かった。海上警備行動の発令に基づく海上自衛隊出動を示唆したとみられる。複数の日本政府関係者が18日、明らかにした。9日午前2時ごろ、斎木昭隆外務事務次官(当時)が中国の程永華駐日大使を外務省に呼び出し、伝えた。斎木氏は岸田文雄外相と事前に協議している。

 海上警備行動は、海上保安庁では困難な事案に対処するため、防衛相が発令する。限定的ながら自衛隊法に基づき武器を使用できる。

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