シカ接触事故、40分間で3度相次ぐ
広島県の山間部を走るJR芸備線で19日夜、列車がシカに接触する事故が約40分間で3度も相次いだ。JR西日本は「雨上がりなどにシカはよく出るが、3度も続けて事故が起きるのは珍しい」と話している。
JR西によると、19日午後8時56分ごろ、広島発三次行き快速列車(3両)が、井原市−向原間で線路上にいたシカと接触。約15分後に運転を再開したが、午後9時35分ごろ、甲立−上川立間で再度シカとぶつかった。運転士と乗客約30人にけがはなかった。
午後9時28分ごろには、広島発三次行き普通列車(3両)も中深川−上深川間でシカと接触したが、けが人はなかった。一連の事故で、接触した列車を含む4本が最大40分遅れ、約70人に影響した。【竹内麻子】