2016-06-20
■文系社会人でも手軽にプログラミングが学べる特別教室をNHK文化センター青山教室で開催します 
さて、小中学生を対象としたプログラミングコンテストが始まったことで、子供たちがプログラミングを学ぶ動機づけができるようになったのではないかと思います。
しかし、それを指導する大人や、最低限、子供にプログラミングを習わせる前に、プログラミングとはどのようなものか一通り知っておきたい、という大人の方のために、今年もNHK文化センター青山教室で「教養のためのプログラミング講座」を開催します。
NHK文化センター青山教室:教養のためのプログラミング講座 ゲームからVR/人工知能まで | 好奇心の、その先へ NHKカルチャー
日程は、7/6、13、20、8/3、10、17の全六回で、今年は通常のプログラミングに加えて、近年急速に注目を集めている人工知能と、今年がVR元年と言われているバーチャルリアリティについても扱います。
本当は人工知能だけで6回くらいできるんですけど、まあ基本も抑えないとダメかということで追加という形にしました。
UEIで開催しているDEEPstationの深層学習ハンズオンセミナー(詳しくはhttp://deepstation.jp)は社会人プログラマー対象なのでかなり敷居が高いのですが、そうではなく、文系なんだけれどもプログラミング全般と人工知能やVRについて一通り知っておきたい、という方が対象になります。
先日、とある出版社の編集者の方がやってきました。彼は僕が去年このブログで書いた「文系の人こそ人工知能を勉強するべき」という指摘を受けて、実際に独学でTensorFlowをやってみたところ、人工知能時代に必要なスキルは理系的な「ランダム要素を排除して排除してコントロールする」というものではなく、「ランダム要素を受け入れて、外部から観察しながらコントロールしていく」という世界に変わるのだということを強く感じたとのことです。
まさしく、このような時代だからこそ、それまで比較的もやもやしたことを扱っていた文系と呼ばれるジャンルの教養が重要度を増してくるでしょう。なぜなら今の人工知能はランダム性が強く影響し、設計だけでなく教え方によっても育ち方が大きく違ってくるからです。外的な環境からどのように人工知能をとらえ、学習させていくか、そしてまた、人工知能と人工知能をどう組み合わせるかという問題は、教育や心理学という問題に近くなります。そして、人間が「美しい」と感じることを人工知能にも「美しい」と感じさせたり、「危険」と感じるものの危険性をやはり人工知能にも感じさせたりすることが、人間と人工知能がうまく共生していくために不可欠なことになります。
そのとき活かされる知見というのは、数学的なセンスよりもむしろ他の知能と接するというセンスです。いまや人工知能は、昆虫や哺乳類並の知能を持つようになったことは疑いようもありません。哺乳類並ということは、たとえば動物心理学のようなものが人工知能に適用できるかもしれませんし、ペットとしての人工知能ということをもっと追求してもいいかもしれません。人工知能をさらに進歩させて言葉を喋らせようとしたときに、どのような言葉遣いが美しいのか、人の心を揺さぶるのかといったことを人工知能に教えなければなりません。そのとき文学の知見がきっと役に立つでしょう。
他にもいろいろなことが考えられますが、人工知能の研究開発に文系学問的なセンスを導入しようとするとき、どうしても最低限「プログラミングとはこうである」ということを知っておく必要があります。それを踏まえて、道具としての人工知能、人類のパートナーとしての人工知能とどう接し、どう関わっていくか、それが全六回の講義を通して皆さんと共有できればと思っています。
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