オープンイノベーション
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ワーキングマザー花井のオープンイノベーション活性化への企み。

新米ワーキングマザーで新米事業プロデューサー。オープンイノベーション活性化を目論む。夢は世界平和。アジアの発展と日本の活性化を見届けてから死にたい!

オープンイノベーションのプロセス①戦略から出会いへ!編

オープンイノベーションとは何か

『オープンイノベーション、オープンイノベーション!』って騒いでますが、笑

そもそもオープンイノベーションを成功させる為にはどんなプロセスがあるのか。

 

 

結局、オープンイノベーションがうまくいっていない要因って、このプロセス自体が整理されていない事が多いように感じるのです。

 

つまり、いきなり『オープンイノベーションするぞ』ってなっている場合も往々にあって、そうなると必要なプロセスをすっ飛ばしていることから、

いろんな壁に打ち当たるんだと思っています。

 

なので本日は、花井的オープンイノベーションプロセスの整理にお付き合いくださいませ・・・。

 

 

①本社事業戦略

まず、事業会社の本社事業戦略が大元にあります。

そこから、

社内の『新規事業戦略』(←まぁ所謂今の私w)

と、

『オープンイノベーション戦略』に落ちてくる。

 

 

②オープンイノベーション戦略

会社の事業戦略をもとに、オープンイノベーションの戦略を立てていきます。

 

②−ⅰ:方針決め

本社戦略との整合性がまず第一義。

そうすると、自ずと『技術の親和性は必要?どの程度?』『収益性をすぐに求めるのか否か?』などなど、自社の未来、興したいイノベーションがリンクしていきます。

前提、会社の未来(事業戦略)があって、

そこに興すべき新規事業の領域(すなわちオープンイノベーションの方針)がある。

 

②−ⅱ:協業制度を整える。

方針が決まったら、今度はどんな体制で挑むかの話になります。

会社としてCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)を立ち上げたり、

部署を設立したりして、協業の制度を会社として持ち、

仕組みを構築していきます。

仕組みは、例えば、アクセラレータープログラムとか、

公募制のビジネスコンテストとか、ピッチイベント等々。

 

会社での受け皿体制(CVCや部署)と、

呼び込み体制(ビジコン・ハッカソン等々)が整ったら…!

 

 

いざ。実行フェーズです。

③ソーシング

 ここでやっとソーシング、すなわち『スタートアップや、中小企業を探す』というアクションが出てくる訳です。

 

 

よく聞くオープンイノベーションに取り組む企業の悩み事例、

・探す時間がない!探し方が分からない!や、

・投資判断基準が分からない!社内で承認にめっちゃ時間かかる!結局話ひっくり返る!

 

や、スタートアップサイドからの景色だと

・担当者が雲隠れした!担当者が変わった!担当者が増えた!

等等は

結局

①⇒③への移行プロセス、すなわち②が不十分な場合が多いのだと思っています。

 

 

オープンイノベーションのプロセス

①まず大前提、本社事業戦略があって、

②その上でオープンイノベーションの方針が定まり、協業制度を整え、ソーシングの手順を整理し、ツールや担当者もこの段階で明確化しておく。

 

 

上記①〜②、これ当たり前のことのようで、

『オープンイノベーション』というワードが全てを解決する魔法の言葉のように響き、大手企業含め、意外とプロセスの一部やプロセス丸ごとすっ飛ばれている事があるようです。

 

 

会社でオープンイノベーションだ!という話になっている企業や、

いきなりオープンイノベーション担当や、アライアンス戦略・M&Aの担当にアサインされた方は、このプロセスをまず整理してもらうだけで

ずいぶん③ソーシングが、楽になるはずです。

 

 

じゃこれだけできてればオープンイノベーション成功するのか、っていうまだまだ

先は長いので、それは次回へ続く・・・!