こんにちは、しおさいオフィス代表の中村です。
昨日は故郷の幕張(千葉)を歩き回ってきました。10数キロの距離をひたすら歩き詰めたせいで、このブログを書いている今、足がパンパン…完全に、運動不足ですね!
小学校の校門
この写真は、私が通っていた小学校の校門(通用門)です。
この小学校には「正門」と「2つの通用門」がありますが、私が6年のあいだ出入りしていたのは、まさにここでした。30年以上前の姿とまったく変わってません。
さて。
私の記憶が正しければ、年に1〜2度、「何かを配る怪しいオジサン」がこの門の外に出現することがありました。
現れるのは決まって二日間。
一日目は、巨大な消しゴムとか4色くらいの鉛筆(説明が難しいけど…1本の芯が何色かに分かれてる)といった「どこで売ってるのそれ?」という文房具をチラつかせて、何かの申し込み用紙を小学生に配る(親に渡させる)。
二日目は、親が記入したその申し込み用紙と引き換えに、その微妙な文房具をくれる。
たしか、そういうシステムだったはずです。
学習教材の販売だったと聞いてます。ただ販売形態を見る限り、あんまりスジの良いものじゃないでしょうね。色んな意味で。
いろいろユルかった昭和の時代ならではの話でした(私が小学生だったのは50年代ですが)。
一方、校門の内(正確には下駄箱のあるロビー)では毎月、学研の人が「科学」と「学習」を販売してました。こちらはなんとなく、学校公認のオフィシャルな雰囲気。
雑誌の付録はワクワクするようなものが多かったですね。具体的にはあまり覚えてないけど(^^;;
両者の共通点
ただ意外なことに、まるで正反対に見えるこの両者、本質的には同じビジネスモデルを回しています。
メインの商品→学習教材
メインを売るための特典→微妙な文房具or付録
販売の流れ・前段→まず特典を予告(校門の外でデモンストレーションor「次号予告」)して、子供に申し込み用紙を渡す。
販売の流れ・後段→親が記入した申し込み用紙を子供が持参し、その場で全部もしくは一部と引き換える。
…基本的にはこれだけ。違いは、校門の内側か外側か(オフィシャルかアンダーグラウンドか)くらいです。まあ、教材の質の差は分かりませんが…。
明暗を分けるのは
今では、校門の外側で教材を売るオジサンなんていないでしょう。平成の今、あのスタイルはまず不可能です。
なにしろメチャメチャ不審者ですからね。
たしか「科学」と「学習」も廃刊になったと記憶していますが、これは少子化の影響。なんだかんだで2010年まで続いてました。
同じビジネスモデルをとりながら明暗が分かれた両者。
その差は、正規の手続き(特に法律的な手続き)をクリアしていたかどうか、です。
何を当たり前のことを。
…そういうツッコミが聞こえそうですが、以外とそうでもないんですよね。
スモールビジネス、特に個人事業主やNPO関連の事業では、本来クリアしなければいけない手続や規制を踏み越えて商売しているケースも多々見られます(特に「旅行商品」あたりは多いですね〜)。
もちろん、ほとんどはワザとじゃなく、単純に知らないだけということが多いんですが…それでも、ルール違反はルール違反。
発覚したらダメージは甚大。特にイメージダウンは洒落になりません。
これを防いで「安心・安全」なビジネスをするには、よっぽど勉強したり、情報を集めたり、専門家の助けを借りるとかしないといけませんね。
ちなみにこの手の専門家といえば、行政書士ですよ(笑)
それでは〜