東邦ガス環境写真展
2016年6月15日〜21日
ラシック
一面「本土も加害者」 21歳女子大生が涙の訴え
沖縄の「県民大会」では、被害者と同じうるま市に住む名桜大四年の玉城愛さん(21)が、若い世代を代表してスピーチした。沖縄が強いられ続ける米軍基地負担が、繰り返される事件の原因と捉える県民の怒りは高まっている。玉城さんは、安倍晋三首相と本土に住む日本国民に向けて「今回の事件の『第二の加害者』は、あなたたちだ」と涙ながらに訴えた。 玉城さんは、胸に白いリボンを着けた喪服で登壇。犠牲になった女性に「あなたのことを思い、多くの県民が涙し、怒り、悲しみ、言葉にならない重くのしかかるものを抱いていることを絶対に忘れないでください」と語り掛けた。 事件後に政府が打ち出した再発防止策に触れ「パトカーを増やして護身術を学べば、私たちの命は安全になるのか。ばかにしないでください。再発防止や綱紀粛正などという、使い古された幼稚で安易な提案は意味を持たない」と批判した。さらに、オバマ米大統領の名を呼び「アメリカから日本を解放してください。私たちは奴隷ではない。被害者とウチナーンチュ(沖縄の人)に真剣に向き合い、謝ってください」と語気を強めた。 約八分間のスピーチは、途中から涙をこらえきれなくなり「同じ世代の女性の命が奪われる。信頼している社会に裏切られる。もしかしたら、私だったかもしれない」とハンカチで目元をぬぐいながら言葉を継いだ。「もう絶対に繰り返さない」と前を見据えた。 PR情報
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