06月18日 19時01分
国連のPKO=平和維持活動のため、アフリカ・南スーダンに派遣されていた陸上自衛隊の部隊が帰国し、18日、名古屋市の守山駐屯地で任務の完了を報告する行事が行われました。
南スーダンに派遣されていたのは、名古屋市に司令部がある陸上自衛隊第10師団を中心とした350人の部隊で、去年12月から6か月にわたって活動し、17日までに全員が帰国しました。
18日、名古屋市守山区の陸上自衛隊守山駐屯地で行われた帰国行事で、隊長を務めた相園和宏1佐が、任務完了の報告を行いました。
今回の部隊は、南スーダンの首都ジュバやその周辺で、幹線道路の整備などを行ったほか、隊員が現地の若者に対し職業訓練学校で車両整備の技術を教えるなどしたということです。
今回の派遣をめぐっては、ことし3月、安全保障関連法が施行され、自衛隊が武器を使ってほかの国の部隊などを救護する「駆け付け警護」などが可能になりましたが、今回の部隊はそういった任務は付与されませんでした。
現地で部隊の活動の写真撮影など広報を担当した江口麻衣3曹は「滞在中は与えられた任務を淡々とこなしていこうと取り組みました」と話していました。
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