こんにちは、なちです!
この前のSIELEっていうスペイン語の(英語のTOFEL的な)読む聞く書く話すフル3時間の試験、もう結果返ってきたんだけど全部B2で、聞く話すはほとんどC1でした😗😗
— なち@España (@nachi_loco) 2016年6月18日
留学前はB2取れたら、と思ってたけどこれは全部C1目指したいなあ pic.twitter.com/mqeKzDYG6b
※TOFLEじゃなくてTOEFLです
こんな感じでSIELEという、最近新しくできた国際スペイン語検定を受けてきたので内容と受けた雑感を紹介しようと思います(*⌒▽⌒*)!
ちなみにまだ日本では受験できませんが(2016/06/19現在)、そのうち日本でも受験可能になると思います(きっと)。
SIELEの公式ホームページ(トップ画面)
では目次です!
目次
SIELEの概要
SIELEの概要についてはすでによくまとめてあるwebページを発見したので、そちらで参照してください(*⌒▽⌒*)!(丸投げ)
ざっくりいうと、すでにあるDELEと同じようなスペイン語の国際検定だということです。
今まではDELEしかありませんでしたが、これからはSIELEという選択肢が増えることになります。
DELEとの違い、メリットやデメリットは?
これも先ほど貼ったリンク先に詳しく書いてありますが、めんどくさがりのあなた忙しい人用に要点をいくつかまとめると、
- DELEは英検のように受けるテストのレベルが選べ、各レベルに対して合否判定が出る(例えばB2のテストに落ちれば何の成果も得られない。点数は出るのでおしかったかはわかるが、B1の判定がもらえるわけではない)のに対し、SIELEはTOEIC型(受験者は全員同じテストを受け、その点数(1000点満点)に応じてレベルが判定される)。
- DELE資格の有効期限は永続だが、SIELEの期間は2年間のみ。
- DELEは結果を受け取るまで最大三か月だが、SIELEは最大でも三週間以内に届く
- SIELEでは最高レベルC2の資格はとれない(DELEでは可能)
といったところでしょうか。
SIELEの試験内容(配点、時間配分)
試験の各セクション(左から読む、聞く、書く、話す)
受けられるセクションのセット選択画面
(SIELEの公式ホームページより)
一番左のSIELE GLOBALというのが、読む聞く書く話すのフルコースです。
DELEでは例えばB2のテストに申し込むと4つ全てのセクションで60点以上をとらなければB2のレベルに合格できませんが、SIELEは各セクションごとにレベルの判定が出ます。
また各セクションをバラバラに受けることもできます(セットで受けられるセクションは決まっていますが)。
例えばサラマンカ大学で私がタダでテスター受験させられた時は、読解とリスニングだけでした(笑)
各セクションは全て250点満点で、時間配分は
- 読解:60分
- リスニング:55分
- スペイン語作文:50分
- 会話:15分
です。
各セクションの間で5~10分の休憩をとることができました(休憩の取り方は会場によるかもしれません)。
SIELEの申し込み方法
SIELEの公式ホームページから申し込むことができます。
※ホームページはスペイン語、ポルトガル語、英語の表記のみです
※日本ではまだ受験できません
SIELEを受けてみた感じ
それではSIELEを受けてみて感じた雑感をセクションごとにまとめていこうと思います。
読解
大問が五問あって、どんどん難易度が上がっていきます。
最初の方は手紙の内容等で読むのも答えるのも簡単な問題ですが、最後の方は哲学的な話の説明文等を読まされます(たぶんC1レベル)。
読む文章はたいして長くはないので集中力は保ちやすいです。自分の持っているボキャブラリー(特に接続詞等)によって正解率が左右されやすいと思います。
リスニング
こちらは大問が六問、同じく初めは難易度が簡単で、最後になるにつれどんどん難しくなっていきます。
最初は短い会話の内容、最後の方は長いリスニングを聞いて複数の質問に答える問題が出題されます。
アルゼンチンのスペイン語も結構聞かされます(日本人には聞き取りやすいかも?)。
最初の方は簡単なので普段からスペイン語を聞きなれていれば特に問題はないと思いますが、最後の方は結構長いリスニングをする必要があるので、別に対策をした方が点数は取りやすいと思います。
スペイン語作文
大問は二問で、私の受けたテストでは一問目はくだけた手紙のスペイン語作文、二問目は二つの問題から選択でしたが、どちらも概ねおかたいテーマに関して自分の意見を書く作文でした。
手紙の方はスペイン語の手紙の基本がわかっていれば問題ありません。
二問目の方は出題テーマによって得意不得意が分かれそうでした。なので、作文の練習以外にも、普段から色々な分野でボキャブラリーを増やす必要を感じました。
会話
大問の数は五つでした。
最初は「あなたの国籍は?」といったような一問一答の簡単な会話ですが、最後の方になると"幸せの定義"について短い哲学的文章を読まされた上、それに対して自分で意見を3-4分述べるとかいう日本語でも難しいわ!という課題をやらされます(笑)
どの問題にも数秒から数分の準備期間があり、その後録音が始まるのでこの準備時間をどう使うかが高得点のカギだと思います。
全体的な雑感
どの設問も難易度が簡単なものから難しいものへと上がっていくので、ある意味わかりやすいです(笑)
簡単な部分はとりこぼさず、難しい部分はできるだけチャレンジしていくといった感じでした。
全体で3時間と長丁場のテストですが、意外と集中力は持ちました。
テスト前に15分ぐらいの仮眠をとっていったのが良かったのかも!(笑)
SIELEの結果
結果はメールで届き、そこから公式ホームページのマイページに行くことでPDF2枚で見ることができます。
受け取るまで最大で三週間かかるとのことですが、私は試験の二日後に届きました…(^-^;)(SIELEをつくったサラマンカ大学で受けたのと関係があるのかな…?笑)
結果では次のデータがわかります:
- 1000点満点中総合で何点とれたか
- 各セクションごとの点数(各セクション250点満点)
- 自分の点数がどのレベルにあたるのか[スペイン語レベルをMCER水準(A1-C1)で判定]
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まとめ
DELEのように不合格になって受験料が無駄になってしまうことがないので、比較的手を出しやすい国際規格のスペイン語検定といえるのではないでしょうか(簡単だとは言ってない)。
有効期限が2年なのが玉に瑕ですが、色々なメリットも多いので、自分の状況を鑑みて受けるテストを選択すればよいと思います(*⌒▽⌒*)
(例えば隣の席だったイタリア人の男の子は、大学院入学のためにスペイン語の資格が欲しいが、DELEだと結果が間に合わないのでSIELEを受けたらしい)
ここまで読んでくださってありがとうございました、なちでした(*⌒▽⌒*)!
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関連書籍
スペイン語の勉強に私がおすすめする本をいくつか紹介します。
英語で有名なNHKラジオですが、スペイン語版も高クオリティでめっちゃためになります。勉強用に使われているお話も面白いものが多いです(博士の愛した数式とか)。初級編と応用編を両方聞くことができます。
リスニング対策に。耳が喜ぶかは知りませんが内容はおすすめできます(笑)
キクタンといえば英語が有名ですが、スペイン語版もあります。学び初めに使っていたもの。もう一段改簡単な入門編もあります。音楽がスペイン風でかわいいです(*⌒▽⌒*)
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私は文法はこれでひととおり勉強しました。挿絵とかはないので楽しいかは微妙です(笑)
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