ゲームの発売曜日が普通は木曜日に固定されているのはゲーム好きな方ならよくご存じでしょう。そして人気のゲームの発売が土曜日になるのも知っている方も多いのではと思います。
ではなぜポケモンの最新作、サン・ムーンは金曜日に発売されるのでしょうか?
今回はゲームの発売曜日のパターンとその理由について解説したいと思います。
木曜日発売~
いわゆる通常のパターンです。
これは「昔からの慣習で何となくゲーム会社が発売日を統一した」というのがあるのですが、その「昔からの慣習」は旧SCEが出荷の関係で木曜発売にしたというものがあります。
というのも木曜日にゲームを売ると、その当日のゲームの売れ行きを見て、在庫が不足しそうであれば急いで出荷をかけ、土日(売れ行きが伸びる日)を在庫十分な状態で迎えることができるからです。
ユーザーもガッツリ土日に遊びたいという人が多いため発売日を極力土日に近づけ、なおかつ土日に品切れが起きないような方式にするため木曜日発売になったわけです。
ちなみに協定とか決まりがあるわけではないのでこれから述べる「例外」が現れるわけです。
土曜日発売~
人気な大作
これは有名な話かもしれません。
時はさかのぼり1988年2月10日(水)、今では国民的RPGとも呼ばれる「ドラゴン・クエスト」が発売されます。この際に前日から徹夜で並ぶ人、学校をさぼって買いに来る子供、中には仕事を休んでまでくる大人もいました。
これが問題となり、ドラクエのような大作は土日に発売されるようになりました。特に子供にも人気な作品、ポケモンや妖怪ウォッチ、モンハンなどがこの例に当てはまりますね。
金曜日発売~
世界同時発売
今回のポケモンサン・ムーンが当てはまります。
世界同時発売ですと欧州の金曜日発売に合わせるということです。
ただポケモンで最初に世界同時発売を行ったポケモンXYは土曜日発売だったりと、日本を中心に世界同時発売というパターンもあるようです。
ポケモン以外にこの秋発売されるFFⅩⅤのように日本よりも海外での人気が高い作品が世界同時発売になると、金曜日発売になったりもします。
また先日発売されたアンチャーテッドの場合は開発会社「ノーティードッグ」はアメリカの会社であるため、そちらの発売日に合わせ日本では火曜日発売となりました。
語呂合わせ、アニバーサリーなど
特に発売曜日に関する決まりはないため、ゲーム会社は売りたい日に好き勝手売ることもあります。
有名なのはプレーステーションの発売日
発売日を覚えやすいように語呂になっています。
プレイステーション:1994年12月3日(土)
ポケットステーション:1999年1月23日(土)
プレイステーション2:2000年3月4日(平成12年3月4日:土)
PS One:2000年7月7日(金)
プレイステーションポータブル:2004年12月12日(日)
プレイステーション3:2006年11月11日(土)
PSP go:2009年11月1日(日)
PS4:2014 年 2 月 22 日(土)
語呂がよいといってもちゃんと週末に発売されていたりします。
先日発表されたPSVRはこれに倣いませんでしたね。おそらく周辺機器という位置付けだからでしょう。
そしてまた、先日発売されたドラゴンクエストヒーローズⅡは5月27日(金)に発売されました。
これは世界同時発売などではなく、5月27日がドラゴン・クエスト生誕30周年の記念日であったから。
なんでもありなんですね。
まとめ
単純に発売曜日を見て土曜日なら「相当人気なゲームだな」とか火曜日なら「開発会社がアメリカなのかな」とか金曜日なら「欧米でも人気のゲームなのかな」などとおおよその見当をつけることができたりします。
妖怪ウォッチも初代、2作目は木曜発売、3作目(2作目の完全版)から土曜日発売になりました。このように人気シリーズの成長ぶりを見ることもできます。
一種のテクです。
…ってこんなテク持ってて得することもないんですけど。
これからもこんなどうでもいい話をブログでしていくのでどうぞお付き合いよろしくお願いいたします。
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