八幡の提督物語(リメイク)   作:YAMATO33
<< 前の話

2 / 2
遅れてごめんなさい!のんびりと書いていたので遅くなりました‼あと最後らへんが適当でごめんなさい


第一話

「なぁ、比企谷?私が出した作文の課題は覚えているか?」

ここは放課後の職員室でこの時間帯は俺が通っている総武高校の屋上から見える夕焼けを堪能できる時間帯だ。何故俺が放課後の職員室に呼び出されたのか?その理由は先程の平塚先生の発言で分かることだろう。

「えぇ、高校生活を振り返ってでしたよね?」

「確かにそうだが……………この内容は一体なんだ?」

俺は普通の作文を書いただけだ。誰がどうみても普通の内容の筈だ。だが何故平塚先生の顔がひきつっているんだ?今まで一部を覗いてボッチの学校生活を過ごしている俺には解るこの顔は相手が若干イラついている表情だ。ヤベェ、メチャクチャ怖いぞこれは。一歩間違ったら平塚先生名物のパンチを食らうことになってしまう。
落ち着け八幡、平塚先生をこれ以上イラつかせない為にもクールに答えろ!

「俺が書いた作文は至って普通の作文を書いたつもりですが?」

八幡がそう言うと平塚はひきつらせていた顔を更にひきつらせて八幡にこう言った。

「小僧、屁理屈を言うんじゃない」

お?逆効果だったか?なら今度は挑発でもするか。

「えぇ、確かに先生の年齢から見ると俺は小僧ですね」

八幡が挑発した言葉を言うと、八幡の横に風が吹いた。

「比企谷、女性に年齢の話をするなと教わらなかったのか?次同じ事言ったら今度は当てるぞ?」

「なら、反撃します。それ以前に生徒への暴力は禁止されています。教育委員会に言いますよ?」

八幡が平塚にそう言うと平塚は顔を青くし、すぐに開き直ったのか咳払いをしてこう言った。

「君は部活とかやっているのかね?」

「いえ、俺には提督業という大事な仕事があるので部活には一切入っていません」

八幡がそう言うと平塚は八幡を可愛そうな奴を見る目でこう言った。

「比企谷、いくらお前が寂しいからといって現実逃避をするなよ?」

うへぇ、絶対信じていないな先生は。まぁ学校側に知らせて居なかった俺が悪いんだが。

「いえ、決して現実逃避ではありません。なら証拠を見せましょうか?名刺を見せますよ?」

八幡が平塚に名刺を見せると。平塚は驚いた顔を八幡に見せた。

「これでもまだ疑うのなら護身用の拳銃を見せますよ?ほら予備のまがz「わ、わかった!もういい!」そうですか」

八幡はそう言うと出しかけた拳銃をしまい、再び平塚と顔を合わせた。

「さて、話は変わるが、君には罰を受けてもらう」

うわぁ、この人また話を変えたな?それになんだよ罰って。俺がそう思っていると、平塚先生は………。

「君には罰として奉仕部に入ってもらう。拒否権は勿論無い」

「拒否権が無いですか……それなら公務執行妨害で警察に通報しますよ?」

俺がそう反論すると平塚先生はまた反論してきた。

「はぁ、君は公務員では無いだろうに……」

マジかよこの人俺が提督だということ忘れているぞ。

「俺は国家公務員です。それに少なくとも俺はこの高校の校長先生よりも権力は上です。何せ海軍大将ですから」

俺が平塚先生に俺が提督をやっているのをもう一度言うと平塚先生は思い出したかのように顔を青くし、俺が止めとばかりに海軍大将であると伝えた。
そして数秒間静寂に包まれ、平塚先生がさっき言った事を言い直して俺にこう言ってきた。

「すまない、出来れば奉仕部の活動を手伝ってくれないか?勿論君がどうしても外せない用事があるなら無理にとは言わない」

ヤベェ、これは断り切れないな。それに外せない用事が出来たら来なくても良いと言っているし。まぁ、大丈夫か。

「はぁ、解りました。入部しますよ、ですが用事ができたら抜けます」

俺が渋々入部すると言うと平塚先生は嬉しそうな顔をして俺に付いてこいと言われた。



俺は平塚先生に付いていき奉仕部の部室へと向かった。場所は別校舎の三階にある。

「雪ノ下、入るぞ」

平塚先生が教室の窓を開けるとそこには椅子に座っている少女がいた。俺は彼女の事を知っている。彼女の名前は雪ノ下雪乃、国際教養科でもほぼ全教科トップを誇る優等生の中の優等生だ。

「平塚先生、入るときはノックを、とお願いした筈ですが?」

「ノックしても君は返事をしないじゃないか」

「返事する間もなく、先生が入ってくるんですよ」

雪ノ下が俺存在に気付いたのか、俺に冷たい視線を送ってくる。俺、お前に何かしたのかよ。八幡泣いちゃうよ?泣かないが。
いや本当に俺雪ノ下に何かしたのか?心配になってきたんだけど………。

「それで、そこにいるヌボーっとした人は?」

「彼は奉仕部に入る事になった比企谷だ」

俺は流れに合わせて会釈する。
それにしてもこいつ失礼にも程がある。俺の何処がヌボーっとして居るんだよ、少なくとも俺は雪ノ下よりしっかりしているぞ。

「二年F組の比企谷八幡です。よろしく」

「その男を入部させないでください。その男を見ていると、貞操の危険を感じます」

俺はお前には興味ない、もし手を出すなら吹雪だろう。吹雪マジで可愛いからな。そこ、ロリコンと言わない。それに吹雪の肉体年齢は俺と同じだ。

「君に拒否権は無い。そもそも部活とは自己の判断で入るものだ。だから異論は認めん」

俺を強制入部させようとした張本人がなに言っているのか。それの平塚先生の反論で雪ノ下はグヌヌと言いそうな顔をしていた。どんだけ俺の事が嫌いだったんだよ。

「解りました。平塚先生がそう仰るなら入部を認めます」

「そうか、私は職員室に戻る。仲良くしたまえ」

平塚先生がそう言うと教室から出ていった。
俺はそこら辺にあったテーブルとパイプ椅子を出し勉強を始めた。



俺が勉強を始めてから30分頃に雪ノ下が話しかけてきた。

「あなたは何故奉仕部に入ったの?」

「平塚先生が奉仕部に入ってくれと頼まれたからだ」

本来なら今頃鎮守府で書類仕事をしている頃だろう。
そう言えば奉仕部の活動は何をするのだろうか?雪ノ下に聞いてみるか。

「なぁ、雪ノ下。奉仕部って何の活動をするのか?」

「持つ者が持たざる者に慈悲の心を持って与える。人はそれをボランティアと呼ぶの。途上国にはODAを、ホームレスには炊き出しを、目の腐った人には介錯を。困っている人に救いの手を差し伸べる。それがこの部の活動よ」

「最後のは絶対に俺だろ………」

「あら、私は一言も比企谷君の事は言っていないのだけれども、自意識過剰ね貴方は」

oh、声に出ていたか。もう少し気を付けよう。

「比企谷君は女の子と会話するのは何年ぶり?」

その時、中学二年の時の記憶がよみがえる。

『お前、もしかして俺の事好きなの?』

『えっと…それは無いかな』

はっきり言って嫌な記憶だ。何故告白紛いな事を言ったのだろうか。俺はその女子にたいして一ミリも恋心を持っていない。そもそもその頃の俺は妹の世話や艦娘の練度をあげるのに忙しかったのだ。青春している暇は全く無い。
ヤバイ、中学時代の思い出に使っている暇が無かったんだ。確か俺が最後に話した女子は………確か………。

『お疲れ様です!司令官!』

『おう、吹雪もご苦労さん』

「昨日振りだな」

俺がそう言うと雪ノ下が可愛そうな目で俺を見た。

「比企谷君現実を見なさい、貴方の目が腐っているから女の子と話せないわ」

「雪ノ下、いくらなんでも失礼だぞそれは。人を見かけで判断するな」

雪ノ下が社会に出たら就職できないな………多分。

「あら、私は事実を言ったまでよ?比企谷君こそ現実逃避を辞めたら良いわよ?」

うんコイツは自分の非を認めないタイプだわ、諦めよう。

キーンコーンカーンコーン

「お?時間か。先に帰るぞ」

「えぇ、わかったわ。さようなら」

さすがに雪ノ下でも礼儀は弁えているか。だがそれを最初に言って欲しかった。



千葉駅にある京葉線に乗り、稲毛駅で降りてバスで稲毛海岸に向かった。稲毛海岸に到着し歩いて約5分程で千葉鎮守府についた。

「今日も警備ご苦労だな」

「ありがとうございます!」ビシッ

俺が門の警備をしている憲兵にそう言った。
門を潜り抜けると鎮守府の建物と夕日が丁度重なりあっていて綺麗に見えた。

「あれ?提督じゃん今きたの?」

「鈴谷か、たった今来たぞ」

「提督今日来るの遅かったね~?どした~?」

お?一応心配してくれたのか、八幡感激!感激過ぎてその場でコクっちゃうレベル。フラれるけど………つーかフラれるのかよ悲しいな。

「部活で遅れてしまった。すまなかったな心配させて」

「大丈夫大丈夫~心配してないって。だから安心しなよ」

おい、それは傷付くぞ泣いちゃうよ?良いの?本当に泣いちゃうぞ?
俺がそう考えていると鈴谷が何か思い出したようだ。

「あ、そう言えば今日執務室に行ったら物凄い数の書類あったよ?」

「マジかよ……ん?もうこんな時間か、教えてくれてありがとな」

そう言うと俺は執務室に向かった。
執務室に向かっている最中に金剛の突進を受けた。それにしてもバーニングラブって言いながらいつも突撃してきていて困るな。金剛は俺の事好きなの?いや、絶対に無いな。絶対に何かしらの罰ゲームだなうん。
っと、考え事していたら執務室に着いたな。

「うす」

俺はそう言いながら執務室に入った。執務室に居るのはナイスボディの特型駆逐艦吹雪がいた。うん着任した時よりだいぶ成長しているしているな。特に胸が……。
因みに着任当初からの秘書艦だ。練度は97だ。

「司令官今日は遅かったですね?どうしましたか?」

「あぁ、部活だよ」

俺はそう言いながら書類を消化し始めた。



書類を消化し始めてから三十分程経過した時俺は一枚の書類に気がついた。

「ん?何だこれは?フムフム、ハァ?!」

《命令書》
現在鎮守府に着任している艦娘一命を総武校に入学させよ。既に総武校に通達済みである。

いきなりの事だから驚いてしまったが艦娘を総武校に入学させるとわな。さてどうやって決めようか………。



結果

特型駆逐艦吹雪に決定された。やったねハチマン!愛しの吹雪と登校出来るよ!




続け!!





<< 前の話 目次 ページの一番上に飛ぶ



※この小説はログインせずに感想を書き込むことが可能です。ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に
感想を投稿する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10は一言の入力が必須です。また、それぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。