「Chromebookでandroidアプリが動かせるように…」なんて最初のうわさが出てきてからしばらく経って、2016年5月に開催されたGoogle I/Oでついに「Chromebookでandroidアプリが動かせるようになる!」という発表があった。
→Chromebookが大進化! Androidアプリに対応で魅惑のPCへ : ギズモード・ジャパン
そして6月17日、
きたあああああああ!!!!!! pic.twitter.com/HkbqgCsg13
— 団子 (@S_dango) 2016年6月17日
私の使っているAsusのFlipでPlayストアが追加されてAndroidアプリが使えるようになったので、早速試してみたよ。
これまでの環境
Chromebookでandroidアプリが使えるようになるまでの私の環境をざっと説明。
用途は主にインターネットと文書作成。
インターネットはブログやニュースサイトを見て回ったり、HuluやAmazonプライムで動画を見るくらいで、重たい動作が必要になることはしない。
文書はオフライン環境で使用できるChromeドキュメントやスプレッドシート、メモ帳アプリのTextで書いている。
他にもevernoteやGoogle keepも使用…これらもオフライン環境で使っても後でネット繋げば同期できるからね。
本体ストレージが16GBしかないのでSDカードを指しながら使用している。
でも実際のところSDカードはあまり使っていない。
写真や文書は大抵Google Driveとかdropboxといったオンラインストレージに保存するし、でかいファイルはUSBに入れてしまうので…。
だからSDカードはダウンロードデータを一旦保存しておくスペースと化している。
こんな風に使っていたけど、Androidアプリが使えるようになって環境が変わっていきそう。
通知の常駐化
アップデート後、シェルフ上にベルマーク<通知>が常駐するようになった。
通知するアプリは選択できる。
この辺りはAndroidと同じような感じ。
便利にはなったかな?
Androidアプリが使えるようになって
Android版Microsoft OfficeのWordとExcel
ChromebookでOfficeアプリというと
- Word→Googleドキュメントかスプレッドシート
- Excel→Googleスプレッドシート
- PowerPoint→Googleスライド
これらはオフライン環境で使えたので重宝した。
それ以外にもブラウザ上で起動できるChromeアプリ版のMicrosoft Officeはあったのだが、保存先がOneDriveから変更できなかったのでオフライン環境で使用することができなかった。
今回、Androidアプリが使えるようになってAndroid版(無料)のMicrosoft Officeが使えるようになった。
これで本体ストレージやSDカードに保存されているファイルはオフライン環境で使用することができるようになった。
Wordの場合、用紙の向きの変更や、縦書き横書きの設定、表の追加など、よく使う機能は一通り使うことができる。
ただしAndroid版では原稿用紙設定はできないので、創作する方には向かないかもしれない。
Excelは関数やグラフ作成、ウィンドウ枠の固定等も使える。
ただしマクロは使用できない。
PowerPointは一通りいじってみて、全く問題なくプレゼンが作れるは分かった。
まあこれだったらGoogleのOfficeアプリで良さそうだが、一番の違いはMicrosoft Officeで作成したファイルを開いた際にレイアウトがほとんど壊れないことだ。
また個人的にはブラウザではなく固有のウィンドウで開くことができるのが嬉しい。
ただし、保存先からそのままファイルを開こうとするとGoogleドキュメントやスプレッドシートで開いてしまうのが少し残念。
保存済みのファイルを開くためにはアプリを起動して「ファイル→開く」から開くファイルを選択しなければならない。
現状のChromebookの仕様上これはどうしようもないが、アップデートでいつか使用するアプリを選択できるようにしてほしい
デレステ
Playストアからデレステをダウンロードしてみた。
以下一連の流れ。
きたああああああああ!!!! pic.twitter.com/dT6AbhHUeK
— 団子 (@S_dango) 2016年6月17日
デレステだあああああ!!!!! pic.twitter.com/3vzqIaAthY
— 団子 (@S_dango) 2016年6月17日
引き継げねえええええ!!! pic.twitter.com/KMFkM2O5ip
— 団子 (@S_dango) 2016年6月17日
何度試しても引き継ぎができないので、おそらくアプリの仕様上ChromeOSからは引き継げないのだろう。
PVを見る目的で使いたいと考えていたのだが、引き継げないのは痛すぎる。
nexus5の5インチではなく、10インチのモニターで蘭子を眺めたかったよ…。
とりあえず最初から始めてみた pic.twitter.com/d3TFKZzEEJ
— 団子 (@S_dango) 2016年6月17日
そんなわけでとりあえず最初から初めて見て、マウスのポインタで遊べるかどうか試してみた。
2ノーツ同時タップとか無理!
でもChromebookでデレステはできる!
ちなみにChromebook Flipのタッチパネルを使って遊んでみた感想。
普段は親指勢で、全指を使うことはまず無い人間の感想なのだが、レスポンスも問題なさそうで、フリック抜けも感じない。
「お願いシンデレラ」MASTERくらいならクリアできた。
意外と遊べる!
Chromebookからも引き継ぎできるようになったら全指でデビューしてみたい。
ぷよぷよクエスト
縦画面固定のアプリはこんな感じに表示される。
ぷよぷよクエストはインストールできたもの、タップ位置が一ぷよ程度下にずれてしまっているのと、CPUとの相性が悪いのか挙動がもっさり。
とても遊べたものではない。
スマートニュース
Chromebookには未対応のようだ。
こういったアプリは他にもたくさんある。
開発者の今後の対応に期待。
※アプリを使っていき次第随時更新予定。
最後に
Androidアプリが使えるようになってオフライン環境での使用範囲が広がったかな…という印象。
ただしまだまだ未対応のアプリも多いし、そもそもPlayストアにはChromebookで使うことを想定していないアプリばかりなので、まだまだこれからって感じ。
始まったばかりなので今後の進化に期待していきたい。
おしまい。